【第2章】 ページ11
．
《A 視点》
「おい混血、お前は薬を作るな」
時が経ち、私は14才になった。
……そして今は、戦の最中である。
A「なんで？ 調合は得意なんだよ。前回の戦でも作ったし、」
「やめろって言ってるだろ、前の戦でも。…お前が調合した薬なんて、危なくて使えない」
A「……は？」
カチンときたので、私は思わず胸ぐらを掴んで、その男子を片手で持ち上げた。
シクラ「ちょっ、何をしてるんです！？ 今は戦中ですよ？！」
あせあせ、という効果音が付きそうな様子で、私より１つ年上の男の子が注意する。
仕方がないので、男子のことは下ろしてやった。
「……シクラ様。身内だからって、混血を庇わないでください」
そう。
シクラは、コギク様の実の息子――すなわち、私のいとこにあたる。
後方支援――の内の医療部隊の、護衛の１人だ。
もう１人の護衛は、
ミズキ「……姉さんに調合をさせないなんて、宝の持ち腐れ」
あれからずいぶん大人っぽくなった、ミズキだ。
……おそらく、母さんの死を受け、ミズキなりに何か思うところがあったのだろう。
ぎすぎすした雰囲気の医療部隊ではあるが、一応ちゃんと仕事は成り立っていた。
医療忍者、護衛の他に、見張りの忍びもいる。
何せ白眼を持っているから、見張りも優秀。
…きっとこれも、我が一族が強い一因だろう。
．
．
開戦から７度目の夜。
交代で患者を診たり薬の調合をしたりするため、深夜と言えど、私は起きていた。
……周りからすると一見、私は最近、大して修行をしてないように見えるだろう。
でも、私は強くなるための準備を、ずっと毎日、誰にも気付かれずに行ってきたのである。
「交代だ」と言って、他の忍が奥から顔を出す。
正直、まだまだ体力は有り余っているのだが、……さすがに、大人しく休むべきだよね。
と、そのとき。
「敵襲だ！！」
外から、声が響いた。
次の瞬間、ドォンッ！！ と建物ごと揺れる。
交代に来た忍は、慌てて患者の所へ駆けた。
私は薬品を片付けつつ、白眼を使って、逃げ道を確認――
A「なに、この量っ…！」
思わず口に出してしまうほど、敵が数多、しかも近くに迫っていたのだ。
どうやって、白眼を掻い潜って……？！
気になるが、ゆっくり考えてる時間はない。急いで外に出る。
さっきの攻撃は、おそらく水遁。
この付近には川がある。
衛生面から水辺に構えたが、それが裏目に…！
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黒渦クレナ(プロフ) - 星猫さん» わわわ、お声がけくださり恐縮です…！ ですが…私生活が忙しく、占ツクすら一切開かない時期もあるので、星猫さまにご迷惑をおかけする未来しか見えず…。合作の件は、お断りさせていただきます。 (2021年3月21日 8時) (
レス) id: c6d10be035 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？ (2021年3月20日 21時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
黒渦クレナ(プロフ) - 星猫さん» (→)コメントありがとうございました！ (2021年3月20日 10時) (レス) id: c6d10be035 (このIDを非表示/違反報告)
黒渦クレナ(プロフ) - 星猫さん» NARUTO含め、ジャンプ作は結構見てますよ〜。最近は 怪物事変やDr.STONE等にハマってますね…！ カードゲームアニメも好きです。春から始まる86-ｴｲﾃｨｼｯｸｽ-のために生きてます笑。他にも色々知ってる気がするんですが…すぐに思い出せたのはこれくらいです！(→) (2021年3月20日 10時) (レス) id: c6d10be035 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月20日 9時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒渦クレナ | 作成日時：2019年5月4日 13時
