43話 ページ2
マダラ「……はぁ…。…わかったわかった」
面倒くさそうな口調でそう言って、マダラは私の焼き魚から頭をもぎ取った。
マダラ「…これなら食えんだろ？」
A「マダラ…！」
キラキラした目で、私はマダラを見つめた。
が、マダラに「いいから、冷めねぇうちに食え」と言われたので、私は素直に焼き魚を頬張る。
無論、私も相当 お腹が減っていたので、ペロリと焼き魚を食べ終えた。
そして、――私は再び キラキラした目でマダラを見つめる。
マダラ「……何だよ？」
訝しげな表情で、マダラは私を見返した。
依然として目を輝かせたまま、私は口を開く。
A「マダラ…兄さん、」
マダラ「……はあぁ！！？ 誰がテメェの兄さんだコラ！？」
ぽかん……と、１拍 置いてから、マダラは 目を大きく見開いて そう叫んだ。
A「だって、――マダラって、ホントに私の兄さんみたいなんだもの！」
マダラ「――魚の頭を食ってもらったぐらいで、大袈裟だろ！」
A「そんなことないっ！ ――マダラは、私の命の恩人だってばね！」
マダラ「それが大袈裟だっつってんだよ！！」
感激して、マダラにギュッと抱きついて私が言うと、マダラは大声で怒りながら、そんな私を引き剥がそうと頑張っている。
……が、チャクラを使えば、マダラたちの力にも負けないと、さっき 私は知ったのだ。
…だから、私は そう簡単には引き剥がせない。
……ちなみに、――たぶん、さっきのことを反省しているのだろうか――柱間は、川岸に座り込みズーン…と、沈んでいた。
………あ、もちろん、焼き魚を食べながら。
．
．
．
いつまでも落ち込んでいた柱間に、同情した……というか、呆れて、私は彼を許してあげた。
――もちろん、「…でも、二度目はないから」とギロッと睨み付けながら。
ボチャン…と、私の投げた石ころが川に落ちる。
マダラ「――お前のは、水切りじゃなくて、ただ石を川に投げ込んでるだけだな」
それを見ていたマダラが、そう言った。
A「だって、こういうのを投げることって、私たちには…」
――無縁なんだもの。
そう言いかけて、あわてて口を閉ざす。
……『私たち』とは、『日向一族』のことだ。
知っての通り、日向の主な戦術は、体術である。
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黒渦クレナ(プロフ) - 星猫さん» わわわ、お声がけくださり恐縮です…！ ですが…私生活が忙しく、占ツクすら一切開かない時期もあるので、星猫さまにご迷惑をおかけする未来しか見えず…。合作の件は、お断りさせていただきます。 (2021年3月21日 8時) (
レス) id: c6d10be035 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？ (2021年3月20日 21時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
黒渦クレナ(プロフ) - 星猫さん» (→)コメントありがとうございました！ (2021年3月20日 10時) (レス) id: c6d10be035 (このIDを非表示/違反報告)
黒渦クレナ(プロフ) - 星猫さん» NARUTO含め、ジャンプ作は結構見てますよ〜。最近は 怪物事変やDr.STONE等にハマってますね…！ カードゲームアニメも好きです。春から始まる86-ｴｲﾃｨｼｯｸｽ-のために生きてます笑。他にも色々知ってる気がするんですが…すぐに思い出せたのはこれくらいです！(→) (2021年3月20日 10時) (レス) id: c6d10be035 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月20日 9時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒渦クレナ | 作成日時：2019年5月4日 13時
