巻き込まれ系少女は不良から逃げたい２【東リべ】

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「スゲー勢いで断んじゃん」

『怪しい人に着いてっちゃ行けないって言われてるんで』

「こうして会話してる時点で今更だろ♡」

『それはそれ！！これはこれ！！』

「てか、迷子なんだろ？1人で帰れんのか？」

『お巡りさんに、聞けば』

「その歳で？」

『………』





ぐうの音も出なかった。





「ホラ言っただろ？家どの辺？てかケータイ出せよ」

『質問は1回につき1つにしてくれません！？』





普通にケータイ取られてアドレス登録されちゃったし。最初から拒否権無しじゃん…。


こうして私のアドレス帳にまた不良が増えてしまった。逆にここまで不良ばっかりだと面白い。普通の友達居なさすぎて泣けてくる……。





『うぅ、もう勝手に……！』

「いーだろ別に。減るモンじゃねーし」

『距離の詰め方がおかしいんですよう！！』





もうヤダ。おもしれー女回避する方法とか無いんですかGoo〇le先生、不良限定の。





「お、ココか？」

『マジで知られたくない人に知られてしまったよ住所……！』

「定期的に押しかけるわ」

『だから知られたくなかったんですよ！！来ないでください！！』

「ヤダ♡オレ、オマエの事気に入ったもん♡」

『ひぃ、やめてくださいよ……』





この金髪前髪ハンマくん、どうかしてんじゃないの。





『じゃ、じゃあこれで！送ってくれて、アリガトウ、ゴザイマシタ…』

「バハっ、死ぬほど不本意ってその顔いーな。そそる」

『うるさいですよ！！』

「んー、じゃあお礼はこれで」






と言うと、首筋になんかヤな感覚。


これ、舐められ………






『な、な、な…………！？』

「バハっ、じゃーな、Aチャン♡」

『い、い、一生来るなド変態ーーーっ！！！』

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