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°+*-story...5-*+° ページ7

部屋に入った途端に、大きな溜め息が漏れる。


「私は何も、やってないんだけどな……」


涙が出て来た。収えようとすればするほど、溢れ出てくる。すかさずベッドに倒れこみ、枕に顔をうずめる。

この部屋だって、私が帰る家がないから、そのままにしてもらっているのだ。皆を説得してくれたのも、私じゃない。シンタローとエネちゃん。

私は無力だ。
1人だけじゃ何も出来ない。


「悔しい……悔しいよ……!」

次々と出てくる涙に、改めて自分の無力さを痛感する。私は弱いなぁ。前はこんなことで涙なんか出なかったのに。

メカクシ団に、皆に、甘えすぎちゃったのかな。

たった1人のこの部屋に、たった1人の自分の鳴咽が漏れ、響く。

突然に、ノックがした。


「……入るぞ?」


シンタローの声だ。

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作者名:猫目大好きカノLOVEユウカ@ミヤビ | 作者ホームページ:http://なにそれオイシイノ?  
作成日時:2014年8月23日 17時

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