第七十夜 苛烈。 ページ6
「首輪………?」
全ての狼の首は一つの輪で括り付けられていて それは胸に妙な不安感をもたらす。
「グルルルル…」
「………妙な場所だな」
この狼たちを殺すのにも気が引けたが、そうしなければ通れないな、と考えを巡らせた私が導いた答えは
「──これ、食べれるか?」
食料を買いに行っていたのが幸いして、持っていた肉類を見せると怖いくらいに飛び掛かってきたため、その肉などを私の背後に投げれば狼たちは私を無視してその肉へ向かっていった。
扉を開けると、そこは…地獄のように見えた。
大量の人間が氷として固められ まるで見世物みたいに飾られていたからだ。
「ッ…………! ………!?え、あ…!」
私はそこに、昔消えてしまった従者を見た。
『───その者を生き返らせたいか』
「ッ!?」
『我が名はベレス。この場は宝物庫には程遠いが 貴様の答え次第でその者を解放してやらん事もないぞ』
「………こいつだけ、か…………?」
どこからともなく響いてくる声。思わず床に座り込んでしまう。
『その者のみだ』
「………なら、いい。こうなったのもきっと、こいつの自己責任だ 人の人生に手を出すつもりはない」
私はそれが正しいと思っている。今も後悔はしていない。
『………つまらん人間だ、欲を出してしまえ。人間とは欲望に作り上げられた愚かな生き物なのだから』
「ふざけるな、貴様がどれほど大層な身分なのかなど興味無いが 私はそこまで落魄れていない」
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阿呆代表の神(プロフ) - ジュダルがメルレム?の兄となると、確かですが、ヤンバラの一族ということになりますよね。ジュダルはヤンバラ一族ではありませんよ。辻褄があってないというか……原作と違いすぎてゴチャゴチャになってますよ。 (2020年9月9日 17時) (レス) id: 10eaece567 (このIDを非表示/違反報告)
乙姫(プロフ) - 伯爵王家編は残すところ二話です。伯爵王家編の終了と共に続編へ移行します (2015年4月23日 1時) (レス) id: 28e2e11b2e (このIDを非表示/違反報告)
乙姫(プロフ) - もうすぐ伯爵王家編完結です。まさか三十話にわたり書くことになるとは思いませんでした(;・ω・) あと少しで終わる予定ですので皆様応援よろしくお願いします! (2015年4月19日 21時) (レス) id: 28e2e11b2e (このIDを非表示/違反報告)
乙姫(プロフ) - えるふぃさん» 有難う御座います!頑張ります(`・ω・´) (2015年4月15日 18時) (レス) id: 28e2e11b2e (このIDを非表示/違反報告)
えるふぃ(プロフ) - 乙姫さん» はい!!大丈夫ですよ、ちゃんとわかります!自分の書き方に自信を持ってください!続きが楽しみです♪ (2015年4月15日 17時) (レス) id: d0667a2ad3 (このIDを非表示/違反報告)
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