目覚め、出会い ページ2
「…は？」
パッと目を開け第一声。視線に広がるは、木々の暴れと少し曇りがかる空。
…あれ？俺は何してたんだっけ？
「ってぇ…」
寝転がっていたようだ。体を起こすと、黒い矢印が俺の目の前で動いている。
「何だこれ？」
試しに叩く。と…
「いっ…！」
痛みが来た。まさか…と思い後ろを見ると、予想的中のように矢印は俺に繋がっていた。
「マジかよ…」
頭には角のような物、歯は牙のような物が生えている。どうやら俺は、悪魔…のようなモノになったらしい。
絶望なのか驚きなのか、それとも何か他の感情なのか…俺の頭は混乱で暴れていた。
そのとき、
ガサリッ
何処かの木の後ろで、誰かいるようだ。
「あ」
隠れている本人は少し焦り気味に呟く。誰だろうか…？
「え、えっとぉ…こんにちわぁ…？」
「あ、こんにちはー！」
俺が戸惑いながら挨拶をすると、相手はいきなり大きな声で返事をする。しかし、相手は木に隠れたまま出てこない。
「あーの…ここは？」
「え？あー！ここはね〜森！」
「あーうん。それは分かるんだけど…」
テンションの高い相手に困りながらも俺は場所を聞く。
「えっと〜『女神の泉』がある森！」
『女神の泉』…？聞いたことが無い…。
ていうか、俺の記憶には森なんて近くに無かったんだけど…。
「うん！あー…えーっとねぇ〜…ちょっと今忙しくって〜…うん！うん！えと！じゃね！」
そう相手が言うと、猛烈な風が俺の頬を当たる。
風が止み目を開けると、相手はいなくなっているようで、ふわりと空に舞う白い羽根が目の前にあった。
「……え？」
残された俺は唖然となった。
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しおんの蜂蜜 - ありがとうございます！物理天使も精神天使も大切にしております…w (2017年10月11日 17時) (
レス) id: 08bff9eebf (このIDを非表示/違反報告)
う〜たん - 天使がおるぅ…全員可愛い！ (2017年10月11日 10時) (レス) id: 3891798db5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおんの蜂蜜 x他1人 | 作成日時：2017年10月9日 8時
