小さな天使と悪魔の小さなお菓子屋さん.【オリジナル】 (ページ5)

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「...できたぁ!!」

「やったぁー」

　白雪姫の飴ケーキが完成した。

試行錯誤しながら作ったから、かなり時間がかかった。

気が抜けて、へなへなと座り込む。

「つばささんのところ持っていこう!!」

「うん!喜んでくれるといいね～」

「おお!!これ、二人が作ったの?」

　つばさが驚いて言う。こんな凄いもの、大人の僕でも作れない。

「うん!これが飴でできてて、生クリームと、ガトーショコラと、チョコの白雪姫!」

　ましゅるが指で指しながらケーキの説明をする。

「綺麗だね..!」

「えへへ、ありがとう!」

「つばささん食べて!」

　もなかが約束通り、ケーキをつばさにわたした。

でも、これは一人で食べるにはもったいない気がした。

「ねぇ、これ三人で食べない?」

　大人数で食べた方が美味しいとも思うし。

「いいの!?」

「うん!こっちで一緒に食べよう!」

　大きな白い机があるところまで案内された。その上にケーキを置く。

「「「いただきまーす!」」」

　三人が元気よく声を揃えて言った。

　ケーキはあっという間になくなった。

「美味しかったねー!」

「うん!絶対人気出るよ!」

　早くいっぱい作って、お店に置かなくっちゃ。