続き ページ4
「ましゅるちゃん、もなかちゃん、いらっしゃい」
二人は小さい頃からお店をやっている。今も小さいが。
昔からお世話になっている材料屋で、ここのお兄さんとも仲がいい。
「「つばささんこんにちはー!」」
「今日は何買いに来たの?」
興味津々でそう訊く。ここに来るときは、大体新しい商品を作るときだ。どんなものを作るのだろう。
「今日はね、白雪姫の飴ケーキをつくるんだよ!」
「白雪姫の飴ケーキ..?どんなのどんなの?」
聞いたこともない。余計に気になった。
ましゅるが、待ってましたというように説明をする。
「へぇ、凄いね..!美味しそう!できたら食べさせて!」
「もちろん!一番ね!」
褒められてとても嬉しくなった。いつも以上に張り切る。
「えーと、生クリームとアラザンと、チョコレートと..」
さっそく材料を選ぶ。
「ねぇ、白雪姫のチョコだけでも大変そうだったからさ、小人はやめた方がいいんじゃない?」
そうかもしれない。もなかはよく考えてるなぁ、と思いながら、チョコレートを取ろうとした手を戻す。
「でもチョコ入れたいなぁ..どうしよう」
「ガトーショコラはどう?見た目もいいと思うし。」
つばさが言う。
「あ、いーね!!そうする!」
ガトーショコラはましゅるももなかも大好きだ。つばさのお陰で、ますます良いものができそう。
「もなかー、ガトーショコラって何がいるんだっけ?」
「チョコと生クリームと、薄力粉と卵と粉砂糖、で出来たはずだよ」
「ありがとう!」
急いで材料をかごに入れていく。
「はい、△△円です!」
「はーいっ」
お会計を済ませて家に帰った。
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材料屋さんって呼び方であってるのかわからない。((
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作者名：しのぎつね(にら) | 作成日時：2018年7月30日 10時
