記憶を失った悪女【黒バス】

記憶２７ ページ30

私は眼を開くと効果音がつきそうなほど

勢い良く体起こす

「何…今の夢…」

私は小さな声で呟く

まるで…リアルに起こったことのような感じ

先ほどまで見ていた“夢”が

まるで現実で起こったかのような感じだ

私は夢のことを無理やり忘れて

シャワーを浴びに行くことにした








その後、私は家にいる気分では無いので

外に行くことにした

少し大きめのパーカーを羽織り

フードを深くかぶる

真夏の日差しを遮るように。

特に行く場所が決まっているわけではないが

私はふらふらと歩く

何も考えず気ままに歩いていると

公園をみつけた

ていうか…此処どこだっけ？

普通に電車乗ってきて適当に降りたんだけど…

ああああああヤバイ。

これ迷子フラグだああああああああ

え？嘘だよね？

今頃雨？！

今日は雨ふらないとか言ってたじゃん！！

場所もわからないのに！！

私のスマホちゃんは防水じゃないから雨の中使えないし

と、取り敢えず雨宿りできる場所に行こう

雨が防げれる場所に行こう

私は強い雨に打たれながら小走りで駅に戻ろうとした

のだが……

「(結局この公園に戻ってきた…)」

駅まで行こうと思い行ったはずなのに

更に迷って…結局この公園に戻ってきた

びしょ濡れだし…

雨宿りしても無意味だよね…

「どうしたらいいんだろ…」

１人呟いていると声をかけられた

団体で歩いてた人の１人に

？「どうかしたのか？」

「あの…駅に行くにはどうすればいいですか？

場所が分からなくて…」

？「何処から来たの？」

「神奈川です」

？「マジで？！取り敢えず傘の中入りなよ

あんまり変わりないだろうけど…」

そう言いながら私に傘を差し出す

茶髪の人

私は断ったものの、半分こって事で入れてもらった

なんだか申し訳ない

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