記憶を失った悪女【黒バス】

記憶２５ ページ28

森「許せん」

私達は猶さんと別れて直ぐに

そういうのは森山先輩だ

笠「何言ってんだ…お前…」

森「黒田ちゃんに電話番号をあげるなんて

黄瀬兄…許さん(ｷﾞﾘｨ」

小「ただの嫉妬だね」

「で、でも！森山先輩のお陰で少しだけ記憶思い出せました！」

森「本当か！？」

「はい！猶さんに魔法を掛けてもらった記憶です！

この記憶森山先輩が居なかったら思い出せなかったです

ありがとうございます」

私は少しだけ照れながらそう言うと

森山先輩は満足そうに笑っていた

黄「そんな事教えてもらってないんですけど…俺」

「魔法は直ぐに消えちゃうからだと思うよ」

黄「え？い、意味分かんないっす！」

「シンデレラに掛かってる魔法は１２時まで

それと一緒で記憶も一定の時間が過ぎれば

溶けてしまう…そーいことじゃないかな？

それに、黄瀬君と私が関わる運命はほぼ無に近かった事を

猶さんは察してたいんだとおもうの」

黄「ふ〜ん…」

「……本当はもう逢いたくなかったな…黄瀬君なんて…(ﾎﾞｿｯ」

そこで私は自分の発言に驚く

自分でも思っていなかった言葉が口から出たのだから

キョロキョロと当たりを見渡すと私の言葉など誰も聞いてなかったのか

それぞれが好きな様に話している

私は黄瀬君に逢いたくなかったなんて一切思ってない…

むしろ、黄瀬君に出会ったから不安なことも減ったんだと思う…

黄瀬君は…いい人だし…

先輩も優しいし…何も…

「…問題なんか…無いよね…？」

妙な胸騒ぎを無理やり抑えこんで私は

彼らに目線を向ける

黄「黒田さーん！早く！」

「え、あ、うん…」

私はそう曖昧に答えて小走りで皆の元へ行った

その後皆で洋服屋さんに行き洋服を選んでもらったりして

楽しんだ

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