記憶を失った悪女【黒バス】

記憶１ ページ1

【海常高校】

そう、書いてある校門を見つめ、

校内へ足を一歩踏み入れる

私はこの夏…海常高校の生徒になった

長い間意識不明状態だったらしい私には

記憶が一切ない

母親の記憶でさえ…今まで私はどのようにして

生きていたのかでさ、覚えていない

一つだけ覚えてると言えば、緑間真太郎という人間だけだ

彼と私は友達だったという記憶

彼と笑いあった記憶がある

けど、それ以外何一つ覚えていない

徐々に思い出せばいいか

私はそう思いながら事前にもらった紙を見ながら

職員室へ向かった。

職員室に行くと今吉先生が私の担任だと言って

教室まで案内してくれた

今「お前ら席につけ！

転入生見たくねーのか！」

ﾓ「先生の後ろに天使が居ますね！誘かいしていいですか！」

今「ダメに決まってんだろ

黒田、挨拶しろ」

「はい。アメリカから来ました黒田Aです

生まれは日本らしいです。

宜しくお願いします」

私はそう言ってお辞儀をした

先生に言われて、金髪男子の横に座ることになった

軽く頭を下げるだけにして話すことはなかった

ＨＲとやらは終わりを告げ、生徒が私の周りにやってくる

ﾓ「アメリカで何してたの？」

ﾓ「彼氏とか居る？」

ﾓ「マジ天使！」

「アメリカでは長期の間眠ってたらしいです

彼氏は…居ないと思います？

天使は教会に居ます」

私はそんな会話をしながら

生徒と馴染むことができた

隣の金髪君が、物凄く私を見ていることに気づかずに…

記憶２→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す