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Wartime Karriere27 ページ29

仕方なく血を抜く。さらにAの顔色は良くなるが、それと同時にリヴァイの顔色が悪くなっいく。

「リヴァイ兵士長…終わりました」
「そう…か」

ガンガン言う頭に、ふわふわする身体。限界という限界まで血を抜ききったため、かないひどい貧血になっていた。すぐにAの手術は行われ、リヴァイが回復したころには普通にAは眠っていた。

「それでは、しばらく安静が必要ですが命に別条はないでしょう。Aさんは輸血関連急性肺障害や急性溶血反応なども考えられますので…次の壁外調査はお勧めできません」
「そうか」
「リヴァイ兵士長は自室に戻ってもらっても結構ですが…あの、着替えと、何かAさんが大切にしているものを持ってきていただけますか?」
「何でもいいのか」
「はい。患者さんはそういうものが側にあると落ち着くんですよ」
「わかった」

着替えとAが大切にしているものを取に行こうと扉を開けるとグンタとオルオが兵士の胸ぐらをつかみ、医師とペトラが仲裁していた。エルドはいなかった。

「何やってるんだお前ら」
「あ、Aは…」
「まずは、そいつを放せ」

しぶしぶ兵士を放す。その時の顔を見て気づく。

「お前…足くじいたやつか」
「あ…」
「こいつのせいで!あと一人も!」
「グンタ、落ち着け。Aは、しばらく安静だが無事だ」
「よかった…」

ペトラが胸をなでおろし、オルオがほほ笑んだのを隠そうと目つきを悪くする。グンタはいまだに兵士を睨んでいた。

「俺が…ふがいないせいで…」
「そうだ!」
「ちょっとグンタ」
「大事な班員なんだぞ!?何で足捻っただけで済んで平然と笑っていられる!」

グンタの言葉にリヴァイの眉がピクリと上がる。

「兵長、こいつはかばってくれたAの心配もせずに仲間と呑気に医務室にきて笑いながら喋ってやがったんです!」
「ちょっとオルオ…!」
「なんだよペトラ!」
「おいお前、名は何だ」
「…?」
「てめぇには名前がないのか」
「カムリ・サットです!」
「カムリ、てめぇをかばったやつは、さっきまで生死をさまよっていた。それは想像がつくな?」
「…はい」
「普通、恨んでるやつがいるときの人間の顔は、死んでもその顔だ。アイツは普通の顔だった。お前を恨むことはない。…だが」

リヴァイはカムリの胸ぐらをつかむ。きつく締めあげ、酸欠になったカムリはバタバタと暴れる。

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ミレン(プロフ) - カリンさん» ありがとうございます!頑張らせていただきます! (2017年1月25日 7時) (レス) id: b76c4cbd4b (このIDを非表示/違反報告)
カリン - 本当に楽しい作品です!頑張って下さい (2017年1月24日 23時) (レス) id: 156ef3ff5c (このIDを非表示/違反報告)
ミレン(プロフ) - お気に入りの登録してくださった皆様、ありがとうございます!決してなりすましではありません;;w心の底から目を腐らせてしまったことへのお詫びと、見てくださった感謝を申し上げたいと思います。 (2015年11月24日 23時) (レス) id: dbdaa525d4 (このIDを非表示/違反報告)
未恋ハンジ(プロフ) - ここに何かコメントおいてってくれると駄作者が犬のように喜んで駆けずり回ります☆ (2015年8月23日 16時) (レス) id: e4550b7e27 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御煉 | 作成日時:2015年8月22日 23時

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