男子校の中に、1人女とか大丈夫なんですか？【twst】 (ページ23)

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先輩でも、タイプが違うページ23

You side

貴『…こんばんは』

先輩かどうか分からないから、一応挨拶。

「へー、結構可愛いじゃん。良かったらこの後、俺の部屋来ない？」

貴『…えっ』

ニヤニヤと笑い、私の反応を待ってる。

貴『…私、今日の課題…まだ終わってないので…ちょっと無理、です』

「課題〜？それくらい、俺が教えたげるよ」

語尾に♡が付きそうな話し方。

…何なの、この人。

貴『それに…よく知らない人の、部屋に行くのは…嫌なんです』

「は？」

急に空気が変わった。

「何、先輩の誘い断るわけ？生意気な女だな」

貴『…生意気で構いません…私は、嫌な事は嫌…とはっきり言います…』

「っはぁ…大人しくしてれば良かったのにな」

((ｶﾞｯ

グ「な、何するんだゾ!!」

グリムの頭を掴み、力を込めていく。

「コイツがどうなってもいいのか？」

貴『…卑怯ですよ』

「ﾊｯ、何とでも言えよ。元はと言えばお前が「あれれ〜？君達、何してるの〜？」ｹﾞｯ…」

…誰？

私は後ろを見た。

私の後ろに立っていたのは、背が高くて髪の色が明るめの少し軽そうな人。

？「君、2年だよね？新入生ちゃんと何してたの？」

軽い口振りだけど、目の奥が笑ってない。

…この人、何者？

「な、何でもないです…ど、どうか寮長には言わないで…ください」

？「ん〜…どうしよっか。まず、その子離してあげたら？」

その人は、頭を掴まれたグリムを指さす。

「す、すみません!!で、では失礼します」

そのまま逃げるように、どこかへ走っていった。

貴『あ、ありがとう、ございます…』

？「いーのいーの!!君、名前は？」

貴『A・スノウ・グレイ…です』

ケ「Aちゃんね!!俺は3年のケイト・ダイヤモンド!!けーくんって呼んでもいいよ!!」

さすがに先輩をあだ名で呼ぶのは、気が引ける…

貴『じ…じゃあ、けーくん…先輩？』

ケ「…!!いいね、後輩に呼ばれるの!!」

恥ずかしそうに頬を掻く。

ケ「そうだ!!これ、届けに来たんだ〜♪」

先輩が袋を渡してきた。

ケ「さっき、学園長に会ってAちゃんに渡してって頼まれた!!寮服出来たって!!」

貴『わっ…わざわざありがとう…ございます』

ケ「お易い御用だよ!!そうだ、マジカメやってる？フォローしたいんだけどいい？」

可愛いケースを付けたスマホを取り出した。

マジカメ…やってるけど…

貴『いいんですか…？面白い内容、投稿してないです、けど』

ケ「俺がフォローしたいから、いーの!!」

…まぁ、いいか。