検索窓
今日:1 hit、昨日:22 hit、合計:6,022 hit

7. 行く末。 ページ7

結果だけ伝えると、私は同意してしまった。


真剣なあいつを見て魔が差してしまったのだ。


そして私が同意した後の無邪気な笑顔――。


その表情が私の脳裏に焼き付いたように離れない。


ナイツオブクイーンのベンチをちらりと見る。


1チームには多すぎるマネージャー達は揃いも揃って美女しかいなかった。


なんで私なんだよ、私じゃなくてもいいじゃないか。


なんでよりにもよって私みたいな………。


ぐるぐると頭の中をハテナが駆け巡る。


ふとフィールドを見ると偶然エドガーと目が合う――と、


ひらりと手を振り、ウインクをされる。


恥ずかしくて思わず目を逸らしてしまった。


そして目を逸らした先で佐久間クンと目が合った。


そしてその瞬間お互いに目を逸らす。


………なんだこれ、なんでこんなことしてンだよ。


自分の忙しい行動に深くため息をつくと、試合開始のホイッスルが鳴り響いた。


試合が開始すると同時にエドガーが一気にゴール前まで上がる。


そしてそのままエクスカリバーを放ち1点を決める。


会場は大盛り上がりで所々黄色い声援が聞こえてくる。


点を決められて悔しいという気持ちと、自分のために点を決めてくれたのだと思うとなんとなく嬉しいような、複雑な気持ちになっていた。


その気持ちが落ち着かないまま、試合になんとなく集中できないまま時間は過ぎていった。

8. 向き合う→←6. 駆け引き



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
50人がお気に入り
設定タグ:イナズマイレブン , 不動明王 , 佐久間次郎   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:リリィ | 作成日時:2022年9月11日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。