狙撃手は神を射抜く 【FF編】

三本目の矢。 ページ5

Aは小さな頃から体を動かしたりするのが大好きなので、色々なスポーツに手を出したりした。


「次は〜…西くん。」


「はいはいはーい、氷ヶ矢の趣味はー？」


「趣味？趣味は、弓道と…ピアノ、かな。」


「氷ヶ矢くんって弓道やるんだ…！」


「じゃあ、弓道ってことは…上半身はだっ」←


「あっ、まって想像してみたらあたし天に召されるやめてよ。」←


「ピアノ弾いてるの見たいかっこいいわ絶対」



などと、女子が時々騒ぐが答えられる範囲でAは質問に答えた。

キーンコーンカーンコーン、と1時間目が終わるチャイムがなった。


「あら…もう終わりなのね。それじゃあ学級委員、号令。」


「気をつけー、礼ー、ありがとうございましたー」


「「「ありがとうございましたー」」」



号令をすると即座に男子と女子たちは氷ヶ矢の元に向かった。



「なぁ氷ヶ矢。」


「うん？」


「氷ヶ矢は部活は決まったか？」



先程質問してきた佐野が聞いてきた。



「うーん…今何があるのか知りたいなぁ。」


「じゃああたしが教えてあげる！」


「先に俺が氷ヶ矢に教えようとしたのに…」


「氷ヶ矢くんと話してみたいのー！！えーと…それで、部活はねー…体育館部活は、バド部、バスケ部、バレー部、ダンス部。
武道場部活は、剣道部、柔道部、弓道部、相撲部。
文化部は、美術部、吹奏楽部、新聞部、パソコン部、演劇部、漫画研究部、囲碁部。
外部活は、ラグビー部、テニス部、野球部、陸上部、チアリーディング部、あとなんだっけ？サッカー部、だっけ？それで最後だよ。」


「お、おお〜…すごい…部活、多いんだね？」


「雷門財閥が建てたんだもんな。」


「だな〜。流石だよな」


「へぇ…そうなんだ…。雷門中って、本当に広いね。」


「俺も入学式の時は迷ったわ…。」


「それは俺も共感する…。」


「広すぎて大体の子は遅刻したよね。」


「えぇ〜…！そんなに？迷わないようにしなきゃ…！」



どれだけ広いのこの中学校…。

と思ったAだった。

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