▲ ページ21
.*・゚ .゚・*.
【中也の夢の中】
とても星が綺麗に見える静かな夜。
ある任務の帰りの事だった。
今と同じ冬。
妹…Aと一緒に歩いていた。
A「おにーちゃん!!星!!星きれー!!」
中也「おう、すげえ綺麗だな。」
星空を指さしてぴょんぴょん跳ねるA。
可愛い。
※この時から既にシスコンに目覚めていた中也さん。
A「ね!星とってー!!今日お仕事頑張ったからー!!ねー!星ーー!!」
中也「…っと……。」
まだ幼かった自分は、妹の夢を壊さずどう断ればいいのかわからなかった。
姐さんから教わった事を整理すれば…
宇宙には、数億から数千億の恒星が集まって出来た銀河というものがある…。
直径はおよそ十万光年…。
地球から星までの距離はどのくらいだったか…。
A「おにーちゃん?」
暫く黙っていた俺に疑問に思ったのか、服の裾をチョンチョンと引いてきた。
なんだその上目遣い。クソかわ。
中也「えっと…あ、…!!姐さんなら取れるかも!!俺はまだ力不足だから無理かもな!」
A「おにーちゃんはつよいのにね…。それでもダメなんだぁ…星は強いのね!!」
中也「…お、おう?」
A「あぁーーーーっ!!!」
突然大きな声を上げたA。
敵襲かと思い身構える。
だが、周りをみてもないもない。
中也「どうした!?」
A「流星だよ!!おにーちゃん!」
【流星】
『流星が見えるのは…まぁ、宇宙にはゴミゾーンがあっての、そこに地球が通過すると流星が見えると思え。だからのぅ…ゴミじゃ。』
姐さんんんんんんんん!!!!!
俺の脳内にぃぃぃァァァァァァァアアアアア!!!!
中也「おう…。A、危ないから早く帰ろう。帰ったらなんか作ってやるから。」
A「うん!あのね、流星にね!おにーちゃんとおさむが仲良く出来ますようにっていうのとー、おとなのひとから悪く言われない様に!!って願ったよー!」
中也「…さんきゅ。……A、おんぶしてやるから来い。」
A「やったーー!!」
中也「よっし!!超特急!中原号いきまーす!!」
A「きゃああああ!!!はやーーい!!!」
ーー
A「お兄ちゃん、流星ってゴミなんだね。」
中也「……なぜそれを…!?」
585人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
文豪 - 夢主は、マイエンジェル! (2019年6月2日 12時) (レス) id: 31faebb885 (このIDを非表示/違反報告)
pscyo - 最後のって安吾ですよね? (2018年9月17日 6時) (レス) id: 654239532a (このIDを非表示/違反報告)
ししゃも - ヤサスィイ!良いなぁ…こんなお兄ちゃん…ウチの兄貴はゴミだから← (2017年12月13日 17時) (レス) id: 7d7c78c9aa (このIDを非表示/違反報告)
青蘭(プロフ) - メイさん» コメントありがとうございます!!私もこんなお兄ちゃん欲しいなぁ…なんて思いながら小説書いてます…笑 お兄ちゃんっていいですよね← (2017年5月1日 20時) (レス) id: 65e2106eb4 (このIDを非表示/違反報告)
青蘭(プロフ) - もももさん» コメントありがとうございます!夢主ちゃんの異能はない方向で……。夢主ちゃんをいろんな所から見て読んでくれたら嬉しいです! (2017年5月1日 20時) (レス) id: 65e2106eb4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:青蘭 | 作成日時:2016年12月10日 20時