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.*・゚ .゚・*.




【中也の夢の中】





とても星が綺麗に見える静かな夜。
ある任務の帰りの事だった。

今と同じ冬。


妹…Aと一緒に歩いていた。




A「おにーちゃん!!星!!星きれー!!」





中也「おう、すげえ綺麗だな。」




星空を指さしてぴょんぴょん跳ねるA。
可愛い。

※この時から既にシスコンに目覚めていた中也さん。




A「ね!星とってー!!今日お仕事頑張ったからー!!ねー!星ーー!!」




中也「…っと……。」




まだ幼かった自分は、妹の夢を壊さずどう断ればいいのかわからなかった。

姐さんから教わった事を整理すれば…



宇宙には、数億から数千億の恒星が集まって出来た銀河というものがある…。
直径はおよそ十万光年…。


地球から星までの距離はどのくらいだったか…。




A「おにーちゃん?」



暫く黙っていた俺に疑問に思ったのか、服の裾をチョンチョンと引いてきた。
なんだその上目遣い。クソかわ。



中也「えっと…あ、…!!姐さんなら取れるかも!!俺はまだ力不足だから無理かもな!」



A「おにーちゃんはつよいのにね…。それでもダメなんだぁ…星は強いのね!!」



中也「…お、おう?」




A「あぁーーーーっ!!!」




突然大きな声を上げたA。
敵襲かと思い身構える。

だが、周りをみてもないもない。



中也「どうした!?」




A「流星だよ!!おにーちゃん!」




【流星】

『流星が見えるのは…まぁ、宇宙にはゴミゾーンがあっての、そこに地球が通過すると流星が見えると思え。だからのぅ…ゴミじゃ。』



姐さんんんんんんんん!!!!!


俺の脳内にぃぃぃァァァァァァァアアアアア!!!!





中也「おう…。A、危ないから早く帰ろう。帰ったらなんか作ってやるから。」




A「うん!あのね、流星にね!おにーちゃんとおさむが仲良く出来ますようにっていうのとー、おとなのひとから悪く言われない様に!!って願ったよー!」




中也「…さんきゅ。……A、おんぶしてやるから来い。」




A「やったーー!!」



中也「よっし!!超特急!中原号いきまーす!!」



A「きゃああああ!!!はやーーい!!!」





ーー





A「お兄ちゃん、流星ってゴミなんだね。」




中也「……なぜそれを…!?」

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文豪 - 夢主は、マイエンジェル! (2019年6月2日 12時) (レス) id: 31faebb885 (このIDを非表示/違反報告)
pscyo - 最後のって安吾ですよね? (2018年9月17日 6時) (レス) id: 654239532a (このIDを非表示/違反報告)
ししゃも - ヤサスィイ!良いなぁ…こんなお兄ちゃん…ウチの兄貴はゴミだから← (2017年12月13日 17時) (レス) id: 7d7c78c9aa (このIDを非表示/違反報告)
青蘭(プロフ) - メイさん» コメントありがとうございます!!私もこんなお兄ちゃん欲しいなぁ…なんて思いながら小説書いてます…笑 お兄ちゃんっていいですよね← (2017年5月1日 20時) (レス) id: 65e2106eb4 (このIDを非表示/違反報告)
青蘭(プロフ) - もももさん» コメントありがとうございます!夢主ちゃんの異能はない方向で……。夢主ちゃんをいろんな所から見て読んでくれたら嬉しいです! (2017年5月1日 20時) (レス) id: 65e2106eb4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青蘭 | 作成日時:2016年12月10日 20時

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