Another �� ページ47
本日はバレンタイン。
朝から学校の女子が、ある人にチョコを渡すべく忙しそうに動き回っている。
ある人とは、もう分かりきっている事だろう。
「成宮く〜ん！」
「ありがと〜！！」
とても嬉しそうに鼻の下を軽く伸ばして、女子達からのチョコを受け取る成宮鳴。鳴ちゃん。
それを10ｍ程離れた所から見ている私。
「よっ！あき！！」
「ぎぇあ…？！」
ドス！と背中を叩かれて振り返ると、そこには日奏ちゃんとその後ろに京華ちゃん。
「先輩、そのチョコ成宮先輩に？」
「うん…まあ、ね」
京華ちゃんの純粋な質問に、私の心は軽く折れかける。それは、今目の前にある光景が主な理由だった。
鳴ちゃんは一応私のあれだけれども、彼が沢山の女の子にチョコを貰っている姿を目にすると、自信が無くなってしまう。
私よりも可愛い子が、そんじょそこらに沢山居るし、そもそも何故鳴ちゃんは私を選んだのだろう。
そんな感じで、不安になっていく。
「あのね、京華も白河にチョコ渡すんだって。だからあきも頑張れ！」
「京華ちゃん…あ、そうか 」
「1人でちゃんと渡せるか分からないから付き添って、て言われちゃった」
てへ、と可愛らしくウインクをする日奏ちゃん。
一方、 色々な事を軽く暴露されて真っ赤になっている京華ちゃん。
女子力の格差社会だ、これ。
色々と泣けてくる。
「まあいいや、2人ともいってら！」
ドス、と再び背中を押された。
「日奏ちゃん？！」を後ろを見るけれども、彼女は既に居なくなっていた。
「日奏ちゃんってばー！あの人カルロス君には渡さないの？」
「渡すとは言ってなかったし、渡さないとも言ってませんでした。柊先輩、一応ツンデレなんで…」
頬の赤みが和らぎきっていない京華ちゃんは、一度ぐっと目を瞑った。
「頑張らなくちゃ」と独り言のように呟いて、私に向かって「いってきます」と言う。
京華ちゃんは、白河くんのところに行ってしまった。
鳴ちゃんの周りにはまだ女の子が沢山居る。
そんな中で渡すのもちょっと…と思って、その子達がほぼ居なくなるまで待機していた。
渡すとしたら、鳴ちゃんしか居ない時に渡したいから。
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希望(プロフ) - コジパンさん» ありがとうございます、全く更新出来てなくてごめんなさい|ω･`) (2015年7月1日 16時) (
レス) id: b0e2c90b13 (このIDを非表示/違反報告)
コジパン - 頑張ってください (2015年7月1日 6時) (レス) id: abdad3be03 (このIDを非表示/違反報告)
希望(プロフ) - コジパンさん» ありがとうございます！ちゃんと鳴ちゃんおちなので大丈夫ですよ！物語の展開はここからです(´∀｀*) (2015年5月3日 18時) (レス) id: b0e2c90b13 (このIDを非表示/違反報告)
コジパン - え・・・鳴違う子の方にいっちゃうの↓ すいません鳴大好きなものでして、いつも楽しみにしています！ 続き楽しみです。頑張ってください！ (2015年5月3日 18時) (レス) id: abdad3be03 (このIDを非表示/違反報告)
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