第168話 燃え始める ページ24
クリスside
クリス「力まずボールの回転を意識しろ。
部屋では天井ギリギリを狙って投げるんだぞ。」
沢村「はい!
あ! 」ポロン
降谷:ピューン
…………。
………まあ、大目に見よう。
説明をしながら沢村、降谷の指導をする。
軸足ジャンプ、ランジ&ターン、チューブトレーニング、ダンベルトレーニング………
こいつらはボールを投げたそうで、このトレーニングに不服そうだが、
クリス「時間はないが焦るなよ……
体力的にも技術的にも、お前らは足りないものが多い。
だが、焦ったところでこれらが身につくことはないからな。」
あいつらは、こう言っても効くかどうかわからないが。
クリス「まずは合宿の疲れをとる。
それから投球に必要なものを重点的に補っていくからな。」
沢村「しやす!! クリス先輩!! 」
降谷「………しやす……」
………伝わったようだな。
クリス「あと、勉強もちゃんとしとけよ。
期末テストもうすぐだからな。」
顔が一気に青ざめたが、大丈夫か?
美雪side
「さっこーい!! 」
カーン
…………。
いつもより声が出てない。
集中力も散漫して、プレーもどこか雑さが目立つ。
………簡単には、吹っ切れない、か。
美雪「先に謝っときます。すみません!」
全「………は? 」
美雪「声出せ!! 集中しろ!! 」
全「!! 」
___前を向け!
………………
………
…
パァン
パァン
伊佐敷「どうだオラァ御幸!! 」
すっごく自身満々に聞いてますが、
御幸「全然ストライクが入ってません。」
美雪「思いっきり枠から外れてます。」
伊佐敷「なにぃ!! 」
……監督の狙いは見事に当たったらしいな。
純さんと哲さんは責任感が強い。
チームとためと言われて燃えないわけがない。
この様子を見せ、本職である投手陣の闘志を煽る。
流石だな。
この煽りに1年投手2人は、まんまと乗りそうだけどな。
パァン
__エースの復帰を、チーム全員で待っている。
また、燃え始めた。
パァン
伊佐敷「今度はどうだ!! 」
美雪「ボールです。」
伊佐敷「チッ 」
舌打ちしても変わりませんよ。
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愛っち - しろうさぎさん» ありがとうございます!!新人チーム編では、主人公が奥村達と合わせるのが楽しみです〜!! (2018年9月9日 9時) (レス) id: ebb19697f9 (このIDを非表示/違反報告)
しろうさぎ(プロフ) - リクエストありがとうございます! 5の続編に行く前に番外編で書かせて頂きます! 返信遅くなってm(_ _)m (2018年7月1日 9時) (レス) id: 92f43ae53d (このIDを非表示/違反報告)
愛っち - 薬師編では、1年トリオと主人公がこっそり見る場面をお願いします (2018年4月9日 8時) (レス) id: 0d64851062 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろうさぎ | 作成日時:2017年4月22日 23時