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第163話 ダブルヘッダー ページ19

美雪side




合宿最終日。


青道・稲城実業・修北の3チーム総当りによるダブルヘッダー。



夏直前の選手の状態を見るのにぴったりの相手。




特に、同じ西地区の最大のライバル__稲城実業





過去のビデオしか見たことないから、しっかり見とかないと………





藤原「桜、なんか今日はいつもより機嫌がいいね。」


美雪「え!? 顔に出てますか?」


藤原「出てるよ。いい事でもあったの?」


美雪「今日の試合が楽しみで、」





小学生みたいな理由で、だんだん恥ずかしくなってきた。

例え、マネージャーであったとしても、心まではそうはいかないようで。





あの頃のまま、見た目だけが成長したらしい。





藤原「桜らしい理由ね。でも、今日はマネージャーの仕事をしっかりやってね?」


美雪「はい!」






今日は、いつもの仕事はとりあえず置いといて、マネージャーの仕事をしている。


なんてったって、対戦相手から招待されたのだから。



練習試合ということで、ギャラリーの人数も多く、グランド周辺は人で溢れかえっているよう。





美雪「あ、稲実との試合終わったみたいですね。」


藤原「そうみたいね。」


美雪「貴子先輩、クリス先輩に少し用があるんですけど、いいですか?」


藤原「いいよ、行ってらっしゃい。

私は、先に食堂に戻るね。
お昼ご飯の事もあるから、そっちの仕事も程々にね。」


美雪「はい! ありがとうございます!」





そして、私はさっきの試合で青道が使っていたベンチに足を進めた。



すると、少し向こうで沢村君が倉持先輩に蹴られていた。


また今度は何をしたんだろうか。



というか、クリス先輩はどこだろう?

誰かに聞こう。




そう思い、御幸先輩の方に行く。





?「ライバルチームに本当の情報喋っちゃったよ、この子!! 」





………。






美雪「……沢村君、君は何がしたいのかな? 」




4「 !! 」
沢村「ヒィ!」





この時期に、あろうことか、最大のライバルに喋るかな?



後で、反省会だね。




美雪「あ、御幸先輩、ちょっといいですか?」


御幸「あぁ。どうした?」


美雪「あの、クリ__「美雪?」……え?」





突然名前を呼ばれ、その方を見る。



そこには……





美雪「…………鳴、君?」






久しく会っていない幼馴染がいた。

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作品ジャンル:恋愛
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愛っち - しろうさぎさん» ありがとうございます!!新人チーム編では、主人公が奥村達と合わせるのが楽しみです〜!! (2018年9月9日 9時) (レス) id: ebb19697f9 (このIDを非表示/違反報告)
しろうさぎ(プロフ) - リクエストありがとうございます! 5の続編に行く前に番外編で書かせて頂きます! 返信遅くなってm(_ _)m (2018年7月1日 9時) (レス) id: 92f43ae53d (このIDを非表示/違反報告)
愛っち - 薬師編では、1年トリオと主人公がこっそり見る場面をお願いします (2018年4月9日 8時) (レス) id: 0d64851062 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しろうさぎ | 作成日時:2017年4月22日 23時

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