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第43話・・・久しぶりの本編ですbyシロナ ページ46

〜in・円卓の間〜


「・・・んでな!ヘビに羽が生えて、空飛んでよぉ!!」


「ヘビって飛ぶのか!?すげぇな!!」


「おう!んで俺と同じ魔法使う魔導士と、空中で戦ってな・・・」


先程までのバトルムードはどこへやら。


円卓の間に座り込み、ナツとラージスは仲良さげに話をしていた。


「金色の炎・・・うまかったなぁ!また食いたいぜ!!」


「金色・・・“咎の炎”か!?お前・・・あれ食ったのか・・・?」


「・・・?食ったぞ?なんつーか、こう・・・無限に力が湧いてきてさ・・・
 このパワーならどんな敵でも倒せる、って思った。
 ・・・なんだお前。あの炎のこと知ってんのか?」


ナツの問いに、ラージスが目を伏せる。


「いや・・・人から聞いた話だ。オレもそこまで詳しくは知らなかった。
 でも、さすがドラゴンの魔導士だな。」


あの炎を食っちまうとは、と笑うラージス。


それにつられて、ナツも満足げに笑った。


なんとも和やかな空気が続き、お互いが何のためにここにいるのかを


すっかり忘れてしまったとき・・・


「!・・・うぉ!!何だ!?」


ナツが胡坐をかいていたところの地面が、突然裂けた。


直後、その裂け目から強い冷気が流れ出してくる。


「この魔力・・・この感じ・・・・・・知ってんぞ。
 まさか・・・グレイか!?」


「グレイ・・・?あぁ、確かそんな名前だったような・・・」


今度は洞窟全体が音を立てて揺れだした。


「地震か・・・?なんでこんないきなり・・・」


「・・・始まったな。“復活の儀”が。」


ラージスの言葉に、ナツが訝しげな顔で反応する。


「“復活の儀”?」


「あぁ・・・オレたちの主、Aの封印を解く為の儀式だ。
 お前のお仲間に力を貸してもらって、復活させるつもりだった。
 でも、こんなに揺れがひどいんじゃあ・・・この洞窟、もたねぇな・・・」


よし、と口の中で呟いたラージスは、いきなりナツをひょいと抱き上げた。


「ちょ・・・おま、何して・・・」


「脱出だ!逃げんぞナツ!!」


そう言いながら、出口に向かって軽やかに跳躍する。


その姿はまるで動物のようで・・・それでいて、独特な美しさを持っていた。

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作品ジャンル:アニメ
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シロナ(プロフ) - ユノさん» ありがとうございます!コメントを頂くとすごく励みになります・・・更新頑張りますのでよろしくお願いします! (2014年12月14日 14時) (レス) id: 16408a5fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ(プロフ) - 私も7つの大罪シリーズ好きです!!この小説面白いですよ!更新頑張ってください!! (2014年12月14日 14時) (レス) id: 90244c805f (このIDを非表示/違反報告)
シロナ(プロフ) - 紫さん» ありがとう!頑張って書くね!!なんかリクエストあったら教えて! (2014年12月1日 21時) (レス) id: 16408a5fe0 (このIDを非表示/違反報告)
- すっっっごくおもしろかった!!続きが楽しみ!また学校でもいろいろ話そう! (2014年11月29日 3時) (レス) id: d55e707bcf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シロナ | 作成日時:2014年11月9日 23時

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