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Hate18 ページ20

「あー今日も疲れた」

アジトへの帰り道

私は独り言を呟く

どーせ帰ったら、また彼奴が作り笑いしながらおかえりって言うんだろうな

今日はただいまと言ってやろうか

ガチャっとドアを開ける

だけど

静かだ

しかも妙に

「………何かあったのかな?」

テーブルにメモが置いてあった

『シンタローが飛び降りた。すぐに病院に来い』

それを見た瞬間

私は病院へと駆け出した___________

「キド!!」

バァン!!と勢いよく病室の扉を開ける

目の前には___________




たくさんの線に繋がれて

頭や腕に包帯を巻いている

彼奴がいたんだ

キド「A…………」

「………」

絶句していた

その表現が正しいだろう

Aは、何も言葉を発しようとしなかった

キド「………これ。シンタローがお前宛に」

そう言ってAにシンタローからの手紙を取り出した

受け取った手紙を見ると、彼奴の字でAへと書いてあった

カノ「………一命はとりとめたから大丈夫だってさ。僕たちは帰るから………Aちゃんはまだいなよ」

そう言ってキドとカノが部屋を出て行った

「…………」

ストン。と病室の椅子に座る

そしておもむろに手紙を開いた

『Aへ

名前で書いてごめん

今まで、たくさん傷つけてごめん

気付いてやれなくてごめん

今まで、嫌々でもオレの隣にいてくれてありがとう

嬉しかった。幸せだった

オレは、幼馴染みとして失格です

謝っても、謝りきれない

お前には感謝してもしきれない

今までホントにありがとう

そしてごめんなさい

これしか、オレは思いつかなかった

こんな手段しか、お前の前から姿を消すことが思いつかなかった

ホントにごめん

幸せでした。 如月伸太郎』

「………」

泣きながら書いていたのか、所々しみが出来ている

私の目からも涙が止まらなかった

「………バカ」

気づいたら私は、言葉を発していた

「何で………何であんたまで………私を独りにするの………?嫌だよ………独りは嫌なんだよ………私を置いていかないでよ………!!」

今まで冷たくしてごめんなさい

この本心

君に届いていますか?

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『 』 - あっ、目から汗が、、、 (2018年1月21日 14時) (レス) id: 82f14ce098 (このIDを非表示/違反報告)
れうれ - バッカノ、、 (2017年12月16日 22時) (レス) id: 8e38d86019 (このIDを非表示/違反報告)
羅英(プロフ) - シンタローかわいそすぎる!! (2015年10月11日 15時) (レス) id: 2dba23d161 (このIDを非表示/違反報告)
穂乃架(プロフ) - 感動です!!号泣でした。これからも頑張ってください。 (2015年9月15日 21時) (レス) id: 1c651dc165 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 涙が止まらない!! (2015年7月2日 11時) (レス) id: 3460ff137f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:十六夜@C太、カノ厨シンタロー廃 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/izayoi007/  
作成日時:2014年4月13日 9時

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