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story33 ページ34

「じゃ、そういうことで頼んだぞー」


佐藤先生はそう言って去っていった。


その後の話し合いは全く耳に入らなかった。

どうやら、仮装カフェになったらしい。


「A、ごめんね」


ビクリ、と呼ばれた名前に肩が上がる。

その理由に気づかないふりをした。


「別に、いい」


よくないけど、何となく許してしまった。

この男には許してしまう何かがある。


それに、これはクラスに馴染むチャンスかもしれない。


ただ、今日から2週間、居残りしなければいけないのはやはり辛い。

ピアノやマナー、華道に茶道。
やることはたくさんある。

父になんて説明するか。


「これから2週間、よろしくね」


ふわりと微笑む長太郎を目に入れた。


「よろしく」


無愛想に告げてから、私はゆっくりと立ち上がる。


「どこかいくの?」

「電話してくるわ」


腰まで伸びた長い髪をサラリと靡かせ、静かに教室を去った。






____________


スマホを耳に押しあて、規則的な機械音を響かせる。



《ただいま電話にでることができません。ピーッという発信音のあとに…》


はぁ、やはりでない。

父はいつもそうだ。

自分は電話してくるくせに、こっちからかけると必ずと言っていいほどでない。



学園祭のことを報告しようと思ったのに。



もう、いい。



面倒になった私は再びあの教室に戻ることにした。






.

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SHINO(プロフ) - 菫-sumire-さん» ありがとうございます。こんな私に憧れる要素があるか、わかりませんが、ありがたいです。本当に未熟で、読みにくい部分もあるかと思いますが、皆様に納得していただけるように頑張りたいと思います。とても温かいコメントをありがとうございました。 (2016年2月7日 13時) (レス) id: e7993006ee (このIDを非表示/違反報告)
SHINO(プロフ) - 梅田さん» ありがとうございます。キャラの特徴や性格は私なりに研究していたつもりです。なのでそう言っていただけると本当に嬉しいです。氷帝にとって跡部さんは絶対的な存在だと思うのでそれを表現できていてよかったです。素敵なコメントをありがとうございました。 (2016年2月7日 13時) (レス) id: e7993006ee (このIDを非表示/違反報告)
菫-sumire-(プロフ) - SHINOさんの小説、影から読ませていただいておりました。憧れるところなんて正直言い切れません.....他のどの作品も楽しみにしています。 (2016年2月7日 12時) (レス) id: dbfe85220f (このIDを非表示/違反報告)
梅田(プロフ) - それぞれのキャラの特徴を良く捉えた上での跡部至上主義な発言がとても好きです。とりあえずの完結、おめでとうございます。続編も楽しみにしてます。SHINOさんの作品ですから、SHINOさんのペースで進めてください。一ファンとして影ながら応援しております。 (2016年2月7日 11時) (レス) id: 78d0f2e1a4 (このIDを非表示/違反報告)
SHINO(プロフ) - ゆっきーさん» 返事がおくれてすみません!続きを楽しみにしていただけるのは、作者として本当に嬉しいです。ワクワクドキドキしていただける展開にしていきますので、よろしくお願いします。素敵なコメントをありがとうございました。がんばります! (2016年1月25日 22時) (レス) id: e7993006ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SHINO | 作成日時:2014年7月26日 13時

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