【東京喰種】適当“半喰種”は美食家に狙われている。パート4[月山習]

＃154 ページ10

A「ジェントルマン月山さん」

月山「何だいレディ」

あ、ツッコまないんだ。

まぁ月山さんはそういうのは気にしない人だからな。


A「連れてきた神様ってあれ、何の神様なんですか？」

月山「“缶やペットボトルを一瞬で潰せるようになる”神だよ」

A「へ…へぇ…‥」

別に「すごーい」とも「かっこいいー」ともならないわ。

なんともピンとこない神。

月山「ちなみに、ご兄弟がいるみたい」

……


目の前では 聞いてくれオーラを放つ月山さん。

え。聞くべき？これ聞いたほうがいい？


A「気になるなぁ…なんて…‥」

苦笑いしかできないよ。

月山「だよね！」

超嬉しそう。


月山さんの話だと、

長男→喧嘩で勝てるようになる神

次男→シャー芯が折れなくなる神

三男→足が速くなる神


A「…で、末っ子があの人…‥」

月山「そうさ」

末っ子以外は学校で使える神だな。

使えるとか言ったら失礼か。

ていうか、神ってそんないっぱい居たんかい。


A「もうちょっと トイレと関係のある神のほうが…」

“自分の番でトイレットペーパーが無くならない”神とかさ。

絶対いるでしょ。


月山「『この中に、僕の彼女を助けてくださる神はいませんか！？』

って呼びかけたら彼が来てくれたんだ」

そんな「お医者さんはいませんか？」みたいなノリで…‥

A「来てくれたのはありがたいですけど、彼 何もしてませんからね？」

月山「まぁそう言わず」


神様。

もし 私の言動にお怒りならここにいる変態紳士に天罰をくだしてください。


月山「なんてこと言うんだ君は！！」

肩を掴まれる。

A「だって言ってくれたじゃないですか。

『何があっても君を守ると誓うよ』って」

月山「…‥言ったけど…！」

A「じゃあ私を天罰から守ってください」


つーわけで、天罰よろです。

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