【東京喰種】適当“半喰種”は美食家に狙われている。パート4[月山習]

＃186 ページ42

月山「皆 祝福してくれてるよ」

A「何を？」

月山「僕たちが一つになったこ…「あっ、バイトの時間です。いってきます」

月山さんの顔を見ずにスタスタと玄関に向かう。


靴を履きドアに手をかけると

月山「いってらっしゃい、マイハニー」

笑顔で手を振る月山さん。

……


A「…いってきます…‥ダーリン……」

何秒かの沈黙。

顔を真っ赤にしてバタンッ！と勢いよくドアを閉める。


月山「今の姿…動画に残しておけばよかったな…‥」


月山さんの馬鹿たれええぇぇえええｯｯ！！

恥ずかしいこと言わせやがって！

「いや、別にお前は言わなくてよかったんじゃね？」ってそりゃそうだけど！！

あの流れじゃ言わなきゃじゃない！？


鼻息を荒くしてあんていくに向かう。

トーカ「よぅ、A」

いつものように軽い挨拶のトーカ。

なぜか微かに笑っている。

A「ちわっす」

トーカ「聞いたよ。とうとうやったんだってね」

A「！！？？」

やったんだってねって…‥まさか……


(蘇る黒歴史)

………

A「なっ、何が？」

引きつった笑顔で聞くと にやにやしながら耳元で答える。


トーカ「月山と…‥おめでとう 彼女さん」


とっさに距離をとり 睨む。

知ってる！！

コイツ、私の純・潔子ちゃんが奪われたこと知ってるッ！！！

なぜだ！？なぜ知っている！？

月山さんが言ったのか…！！？


トーカ「どうしたんだよ…‥」

警戒態勢をとる私を不思議そうに見るトーカ。

A「なぜ不思議そうな顔をするｯｯ！！自分の言動がおかしいとは思わないのか！！！

月山さんか！？月山さんに言われたのか！！？そうだろう！」

ビシィッと人差し指を突きつける。


トーカ「そんなに言われるの嫌だったのか…」

A「どうせ馬鹿にするんだろう…‥

『お子さん何ヶ月ですか？』とか、

『産まれたらぜひ見せてくださいね』とか異常に爽やかな笑顔で聞いてくるんだろう！！

ママ友みたいなノリでッ！！」

トーカ「は？」

「は？」じゃないわｯｯ！！

すっとぼけやがって！！！


トーカ「勘違いしてるみたいだから言っとくけど……



大学のことだよ？」

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