【東京喰種】適当“半喰種”は美食家に狙われている。パート4[月山習]

＃147 ページ3

A「晴南学院大学 人間科学部 社会福祉学科3年生…‥」

渡された資料に目を通しながら、大学内を歩き回る。

月山「これで君も晴れて大学生だ！」

両手を広げて優雅に歩くモテ男。

目立つからやめてくれ。

A「曇り気味ですね」

月山「why？なぜだい？」

A「なんで私が月山さんの後輩の3年生なんですか」

月山「我が儘だね。本当なら1年生からで新入生と同じ扱いなんだよ？」

理事長ばりの偉そうな態度。

しかし言われてみれば、確かに我が儘かもしれない。


月山「学部と学科については何も言わないんだね」

A「え？」

月山「僕と同じ所な…「げほっげほっ！！お”ぇｯｯ」

おっさんを思わせるような咳。

今ならダーティーと言われたって仕方ない。

A「そうですよ、何でこんな訳の分からない所に勝手に入れて…‥」

私がトイレにgoしてる間にどんどん話進めやがって…

私が帰ってきたら、もう理事長と二人で深々とお辞儀してたじゃないか…‥


月山「Aちゃんって大事な時に限ってRestroomに行くよね」

A「別に大事な時だからって行ってるわけじゃないですよ」

月山「わかってるさ」



こんな私もとうとう大学生。

一体これからどうなるのか、私にもわかりません。



……私のイメージ、“トイレによく行く奴”になってない？

“よく腹下す奴”？ 変わんねーよ！！！

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