【東京喰種】適当“半喰種”は美食家に狙われている。パート4[月山習]

＃156 ページ12

A「ここ来るとお腹減ってきますね…」

月山「今日は食事目的じゃないよ」

やって来たのは“喰種”レストラン。

本日で3回目です。

カネキくんの話だと、マダムAを捕まえるためにこのレストランを襲撃するらしい。

月山「しかし僕が反逆者なんてマネすることになるとは…！胸が痛いよ…」

右手で顔を隠す。

世に言う“中二病”ポーズです。


カネキ「行きますよ」

A「ほら月山さん、行きますって…」

月山さんに視線を向けると

月山「やっ、やっぱり僕やりたくないかも…」

実に情けない。

A「何言ってんですか！！さっきまでやる気だったじゃないですか！」

月山「もうここへ来れなくなってしまうじゃないかｯｯ！！」

涙目で訴える。

まあ美食家にとってここは最高の場所かもだけど…

A「確かに月山さん ここじゃ結構有名な感じでしたもんね…‥


はい行きますよ〜」

月山さんの手をひいてズルズルと引きずる。

月山「うわあああああAちゃんのバカアァァァ！！」


A「馬鹿はそっちだろうが」

目を見開いて冷たい声で言い放つ。

月山「ごめんなさい」

これが効いたのか、その後月山さんが駄々をこねることはありませんでした。

めでたしめでたし。


月山「今日のAちゃんイライラしてない？」

A「全ｯｯ然これっぽっちも1ミクロも満たさずにイライラしてませんよ」

別にレストラン来れなくなるの嫌だとか、

見たかった番組録るの忘れたとか、

大学の宿題全く終わってないの思い出したとか、

そんなの何とも思ってませんよｯｯ！！！



……泣きたい…‥

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