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XXV ページ26

赤「宮地先輩、大丈夫ですか?」


宮「あぁ。だいぶ血も止まったし、ありがとな。」


赤「俺は大したことしてませんよ」





居残りグループは、包帯替えを、赤司・紫原中心に行っていた。





赤「次は黄瀬だね」


黄「・・・・」


赤「黄瀬?」


黄「俺、包帯変えなくても大丈夫っスよ!!」


赤「何を言っている。濃化するぞ。」


黄「大丈夫!!赤司っちの手当もしなくちゃ!」


赤「バカを言え。俺は後でいい。黄瀬が先だ。見せてみろ。」


黄「嫌っスっ!!離せっ!!」


赤「っ!?」





黄瀬の目は腐乱しており、膿が不気味に光っていた。





赤「黄瀬っ!!!どうして言わなかったっ!!??」




急な赤司の怒鳴り声に、宮地も木吉も紫原も肩をビクッと奮い立たせた。





黄「こんな顔見られたくなかったんスよww」


赤「笑い事じゃないっ!!どうしてこんなになる前に言わなかったっ!!??」


黄「・・・・・」


赤「黄瀬っっっ!!」





黄瀬は俯いたまま、何も喋ろうとしない。





紫「黄瀬・・・ちん・・・?」





黄瀬の片目を見た紫原は、血の気の引いた顔で駆け寄る。





黄「・・・・・・・ったんスよ」


赤「?」


黄「・・・迷惑・・・かけたくなかったんスよ」


赤「迷惑なんて・・・」


黄「ただでさえ赤司っち忙しいし、怪我もしてるし」


赤「・・・」


黄「ここまできたらもういいかなって・・・w」


赤「黄瀬は本当にバカだな」


黄「えぇ!?」


赤「そんな綺麗な顔、どうでもいいわけないだろ。」


黄「赤司っち・・・」


赤「やれることはやるぞ」


黄「すいませんっス・・・」


赤「謝るな」







消毒液を目に当てると、滲みて激痛が走った。



でも、自業自得だと思って我慢することが俺の役目だと思った。



赤司も慎重に手当をした。



それを紫原は心配そうに黄瀬を見つめる。





薪グループの声がしてきた。

XXVI→←結果発表ぉ〜!!



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家族 - あれ、目から雨が (2022年12月21日 20時) (レス) @page35 id: 509fda5318 (このIDを非表示/違反報告)
皇 音那 - これ読むの何回目だろう.....三回目だ!!毎回泣く (2019年9月2日 0時) (レス) id: fa1660b029 (このIDを非表示/違反報告)
赤司征二は赤司征十郎を愛してます。 - ――愛してるよ、征二―― ――愛してるよ、征十郎―― (2018年7月6日 3時) (携帯から) (レス) id: 0ce2b3c7a5 (このIDを非表示/違反報告)
赤司征二は赤司征十郎を愛してます。 - 最初に花宮が、そして笠松さん、緑間さん、今吉さん、桜井さん、青峰さん、最後に赤司征十郎。あなた達が生きていたこと、この世に存在したこと、僕は忘れない。絶対に。 ありがとう。 (2018年7月6日 3時) (携帯から) (レス) id: 0ce2b3c7a5 (このIDを非表示/違反報告)
鬼龍院由貴 - 最後めっちゃ泣きました!涙腺崩壊しちゃったかもしれないです… (2018年1月6日 4時) (レス) id: 490035b760 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:オズ★ | 作成日時:2013年11月16日 22時

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