PGなキミを、レンタルしたいっ！４《もう……我慢できない》【黒子のバスケ】

＊ごめん…やっぱ我慢できねーわ　ー２ー ページ14

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高「……ってことで、レンタルされに行ってきまっす」


笠「すげーやる気なさそうな顔だなオイ(汗)」


高「でもまぁ仕事なんで？」


赤「………ヘマはするなよ和成」


高「分かってるって」





　と言いながらもやはり乗り気ではない。



　これがAちゃんだったら良かったのになー
　……なーんて考えている自分がいる





高「……なーに１人の女に執着してんだよ、俺」




　
　もう本日何度目か分からないため息をついて、
　オフィスを後にした








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　「久しぶりだねぇ！高尾くん」



高「おう。元気にしてたか？最近全然連絡くれないけど」



　「ごめんね〜！最近仕事が忙しくって」





　そう言ってはにかむこの子は、今すっげー売れ てるモデル


　いつも雑誌とかで見かけるくらいのいわゆる有 名人だ





高「…………」



　「ん？どうしたの？」



高「えっ、あ……いや、それより今日のデートはどこ行きたい？どこへでも連れてってやるよ！……だけどあんまり人の多い所は無しな？バレたらまずいっしょ」




　俺が人差し指を口に当ててニッと笑えば自然と
　彼女の顔も赤くなる




　「うーんと、じゃあね…///」




.




　………面白くねぇ
　良い顔してればすぐに女はコロッと落ちる



　でもまぁこの仕事のおかげで恋愛には不自由し
　ていないんだけどな？



　だけどその代わりに本気で誰かを好きになるこ とはなくなった






高「………俺って本当最低なヤツだな」





　小声でそう呟いても、横にいる彼女には
　おそらく聞こえてなんかいないんだろう









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　「……でね、そこで〜〜」



高「ああ。それで……？」




　彼女の話に何となく相打ちを打ちながら街を
　歩く



　横目で仲の良さそうなカップルをみる度にまた
　憂鬱な気分になる

　すれ違い様に『あのカップル超素敵///』なん
　て聞こえてくるけど


　俺らは全然素敵なんかじゃねーよ？


　むしろ……







.






　そんな時、背後から声がした









　「………高尾……君？」









　小さな声だったけれど、俺はそれを聞き逃さな
　かった





　だってその声は…









高「……え………Aちゃん…？」









　

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