mission109 ページ30
youside
凛月｢すぐ終わるから。少しだけ待ってて。｣
凛月君がそう言って始まった2人の戦いは最初、互角なように見えた。
だが、延長戦になるにつれ凛月君の動きが鈍くなっていくのが素人目にもわかる。
鬼龍｢どうしたよ。隙だらけだぞ。｣
凛月｢…っ！｣
ｶﾞﾝｯ!
A｢凛月君っ！｣
凛月君は鬼龍さんの重い斬撃で吹っ飛ばされる。
その様子を見た鬼龍さんはニヤリと口角を上げて口を開いた。
鬼龍｢なるほどな。凛月、てめぇ血が足りないんだろ？そんなんで嬢ちゃんを守りながら俺に勝てると本気で思ってんのか？｣
A｢血が足りない…？｣
私のつぶやきに大して鬼龍さんはこちらを見ずに答えてくれる。
鬼龍｢…朔間の一族ってのはよぉ、血を使う魔術を得意とするが、魔術を使いすぎると自身が貧血になっちまう。…凛月が衛兵共に使った幻覚魔術は大量の血を消費する。つまりこいつは血が足りないってことだ。｣
A｢そんな…｣
凛月｢貧血くらいなんて事ない。｣
吹っ飛ばされていた凛月君は立ち上がり再び鬼龍さんに剣を向けた。
凛月｢とりあえず、くろっちを倒す。そしてAとここから逃げる。それが俺の今の願い…いや、目標なんだよ！｣
ｷｨﾝｯ!
凛月君が足を踏み出し鬼龍さんに斬撃を放つ。
鬼龍｢ﾁｯ、まだくたばってねぇのか。｣
凛月｢当たり前。｣
そして再び戦いが始まった。
だが、凛月君の動きは鈍くなっているのに対し、鬼龍さんは疲れている気配がない。
私が焦りを感じ始めていた…その時
[そんなに焦るでない。凛月なら大丈夫じゃ。上手くやってくれる。]
頭の中に何者かの声が聞こえた。
A｢誰…？｣
[じきにわかる…そっちに助っ人を派遣したからもう少しで着くはずじゃ。]
(助っ人？)
それ以降頭の中の声は聞こえなくなってしまった。
ｶﾞｧﾝ!
大きな音がして凛月君の方に視線を向けると
鬼龍｢これで終わりだっ！｣
凛月｢っ！｣
短剣を弾き飛ばされた凛月君を鬼龍さんが切りかかるところだった。
(凛月君!)
危ない。そう思って凛月君の方に手を伸ばしたその瞬間、ありえないことが起こった。
"ﾜｵｰﾝｯ！"
鬼龍｢な、これは、狼か!?｣
なんと、茂みの中から大量の狼が出現してきたのだ。
しかも狼は私達の方には目を向けず鬼龍さんだけを真っ直ぐに狙っている。
凛月｢これは…｣
？｢間に合ったみたいだな。｣
誰…？
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リューゲ(プロフ) - yudukim0110さん» 励みになります！頑張ります！ (2023年1月8日 4時) (
レス) id: ab9e6bad9c (このIDを非表示/違反報告)
yudukim0110(プロフ) - 凛月くんが安定のかっこよさ🫶紅郎さん敵だけどかっこいいんだよな、惚れちゃう。いや毎回終わるタイミングが完璧なんですよ！続き楽しみにしてます😋 (2023年1月7日 21時) (レス) @page30 id: 114e667087 (このIDを非表示/違反報告)
リューゲ(プロフ) - @yudukim0110 コメントありがとうございます！！こんな駄作を面白いと言って貰えてとても嬉しいです😭紅月は強者として出したかったんです😊凛月君の夜型個性は消しちゃいましたが吸血鬼っぽく見せれるように頑張ります😊 (2023年1月6日 0時) (レス) id: ab9e6bad9c (このIDを非表示/違反報告)
yudukim0110(プロフ) - ここで紅郎さんが来るか。。！毎回面白くて尊敬です🫠はい、吸血鬼っぽいです。。。(笑) (2023年1月5日 19時) (レス) @page29 id: 114e667087 (このIDを非表示/違反報告)
リューゲ(プロフ) - @ひーちゃん ありがとうございます！更新の励みになります！！これからも頑張ります！ (2022年11月27日 18時) (レス) id: ab9e6bad9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リューゲ | 作成日時：2022年11月27日 17時
