5人の怪盗と生きる宝石第2幕 (ページ27)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:23,788 hit

mission63 ページ27

youside

A｢えっと…この国は昔宝石が名産で…？そこから国の名前は宝石の名前であるセレナイトになった…｣

朱桜｢はい。｣

A｢今の皇帝陛下の名前は天祥院英智陛下…249代目のセレナイト王国の皇帝…｣

朱桜｢……｣

A｢この国…セレナイト王国は国の中央に王都セレナードがあって国の東西南北にそれぞれ大きな都市がある……どうかな？｣

無言で私の話を聞いていた司君はゆっくりと顔を上げて

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

笑顔で私に拍手を贈ってくれた。

朱桜｢素晴らしい！perfectです！さすがお姉様！とても覚えが早くて私も鼻が高いです！｣

A｢そんな…司君の教え方が上手いお陰だよ！｣

朱桜｢いえ！私はただAお姉様の"先生"としてleaderに指名されただけです。ここまでお姉様が順調に学びを得ているのはお姉様の努力の賜物ですよ？｣

A｢えへへ、ありがとう。｣

司君の事件(?)から１ヶ月。
私は順調に怪盗Knightsと仲を深めてきている。

朱桜｢それでは次はこの国の逸話についてお教えしましょう。｣

A｢お願いします！先生！｣

__何故、司君が私に対して教鞭をとっているのか。

その理由は、１ヶ月前まで遡る__

瀬名｢10年以上前の記憶が無い、ですか…｣

私は自分の記憶が7歳の…宝石として伯爵邸に売り飛ばされた時からの記憶しか無いということをKnightsのメンバーに打ち明けた。

当然､Knightsのメンバーは困惑していた｡

凛月｢世間知らずだとは思ってたけどねえ。まさかそんな事情があったとは。｣

鳴上｢んもぅ！どうして教えてくれなかったのよぉ？教えてくれたらアタシが"色々と"教えてあげたのにぃ…｣

A｢その…腫物扱いされるのが嫌で言いにくくて…それと、なるちゃんの"色々"はちょっと怖いかも。｣

瀬名｢…あんた、10年前からの記憶しかなくて尚且つその10年間屋敷にずっと閉じ込められてたって割には"世の中の事何も知りません。The世間知らずです"って感じじゃなかったよね。ﾎﾞｿ誰かさんと違って。｣

(…誰かさん?)

♪。.:＊・゜♪。.:＊
こんにちは､リューゲです｡

今思えば舞台となる王国の名前出してなかったことに気が付きました。

ということでまとめ

セレナイト王国

249代目皇帝天祥院英智

元々宝石の名産地だったことから国名に宝石の名前が付けられた｡

ちなみにセレナイトは実際ある宝石です｡

ほかの設定はまた今度で!