5人の怪盗と生きる宝石 第1幕 【あんスタ】

mission19 ページ24

youside






A｢なっ…!?誰ですか貴方!離してください！｣



？｢はぁ…キミは自分の存在にどれだけ価値があるのか分かってるノ？キミはあんまり人前に出ては行けないんダ。｣



私の手を掴んできた人は赤いアシンメトリーの髪に独特なイントネーションが印象的な青年だった。


A｢か、価値って…｣


？｢自覚がなくても仕方ないけどネ。キミは10年以上前の記憶がないみたいだシ。｣


A｢え……？なんで貴方がそれを知って…？｣







鳴上｢Aちゃーん！何処に行っちゃったの〜？｣


朱桜｢うっ、人が多い…！Aお姉様ー！｣



いつの間にか2人とはぐれてしまっていたのだろうか。2人が私のことを探す声が聞こえる。
私も2人の声が聞こえる方へ顔を向けると、なるちゃんと目が合った。


鳴上｢あ！いたわよ司ちゃん！｣


そう言って、なるちゃんは司くんをつれて此方へ駆け寄ってきた。そして、私は気づいた。さっきの赤髪の青年がいなくなってしまったことに。



(いつの間に…？)



周りを見回してみても、先程の青年の姿はない。



朱桜｢…はぁ、はぁ、やはり人混みは苦手です…｣


司くんが疲れきった表情で私を連れて人の波があまり多くない方へエスコートしてくれる。


鳴上｢新聞はただでさえよく売れるものねぇ。…特に怪盗Knights関連のものは新聞売りが売り出した瞬間に売り切れてしまうほど人気みたいよ？｣


そう言ってなるちゃんはポケットから折り畳まれた1つの紙を取り出した。


鳴上｢まぁ、何とかゲットしたわ。Aちゃん、これが新聞よ♪｣


私はなるちゃんから新聞を受け取り記事を読む。
そこにはこう書かれていた。




"怪盗Knights！！またしても盗み出し成功！次のターゲットは姫崎邸！！成功率100%の怪盗を止められるものはいないのか！？"








(成功率100%…!?)













♪。.:＊・゜♪。.:＊・゜
夏休み中に書き切りたい…！





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