story76 ページ30
視聴覚室内は、二つくっつけられた机・椅子のセットが、縦5列横4列の計20セット置かれている。
席には5組くらいのペアが座っている。
本当に10位以内くらいかな…?
『♪〜、問題ですっ!』
スクリーンの横のスピーカーから軽快な音楽が流れてきて、教卓のところに立っているクイズ研の人がマイクでしゃべり出す。
研「冬の大三角形は、『シリウス』『プロキオン』、あともう一つはな〜んだっ」
雪「・・・」
赤「・・・」
なんと・・・
雪「トテモ簡単デスネ・・・」
赤「…まぁ、油断せずに、ね。」
答えは『ベテルギウス』。
この三つの一等星を頂点とする三角形が冬の大三角。
ちなみに夏の大三角は『デネブ』『アルタイル』『ベガ』の三つの星を結んで描かれる細長い大きな三角形だ。
こちはよく聞くから分かるだろうけど、冬の方はちょっと難しいのか?
研「答えは…『ベテルギウス』ですっ。」
クイズ研の人が答えを言った直後、私たちの真正面のスクリーンの下にいるクイズ研の人が、紙にチェックしていくのが見える。
なるほどな、あれで
クイズ研の人たちは、スクリーンの画面を『問題!』と大きく書かれた画面に切り替えたり、原稿を指でたどって確認したりしている中、回答者側からは、特に歓声も上がらないし、落胆の声も漏れてこない。
おそらく私たち以外は全ペアパスしたのだろう。
賢明な判断だ。
パスは無制限に使える、と言ってはいるが、使えば使うほど自分たちの首を絞めることになる。
パスを使っているうちに第3ステージ合格者は次々と先へ進んで行く。
取り残されるというプレッシャーから、一か八か答えてみる。
が、結果は焦って不正解、即失格…。
これはただのクイズゲームじゃぁない、一種の心理戦だ。
冷静さを欠いたら潰れるぞ〜…
なんて、どこか人ごとに思いながら、クイズ研の人の声に耳を傾ける。
私たちは、赤司がいるから大丈夫。
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紫癸(プロフ) - 杏(黄瀬、黛ファン)さん» はい。続編よろしくお願いします^ ^ (2015年9月26日 17時) (レス) id: 87abf74f68 (このIDを非表示/違反報告)
杏(黄瀬、黛ファン) - いえいえ、厚かましくなんかないですよ…。では、また今度にでもボードに行かせてもらいます。┌(^р^┐)┐ では、此から続編読みに行くんで…。では、 (2015年9月25日 0時) (レス) id: 430fe28908 (このIDを非表示/違反報告)
紫癸(プロフ) - 杏(黄瀬、黛ファン)さん» いえいえ^ ^毎回暖かいコメントをありがとうございます。何だったらボードに来て頂ければ、有り難く返信させていただきます。私も沢山お話してみたいです…すみません、厚かましい事を言いました…。これからもどうぞ応援よろしくお願いします^ ^ (2015年9月22日 23時) (レス) id: 87abf74f68 (このIDを非表示/違反報告)
杏(黄瀬、黛ファン) - 追加。スミマセン本当に毎回書きたいことが多くて、でも文字数に限界があり。あ、それで書きたい事は「続編おめでとう御座います」と言う事です。本当にこの小説の赤司君大好きで私の書いてる赤司君とは違い赤司君の魅力が上手く引き出されてて…あ、また文字数が。では (2015年9月22日 21時) (レス) id: 36fa984ab5 (このIDを非表示/違反報告)
杏(黄瀬、黛ファン) - ども杏で御座います。読みました!本当に大好きです!特に文の書き方が!早く私も占ツクで小説書きたい。その願いはいつ叶うのやら。あ、スミマセンお久しぶりです。えっとあの((ryスミマセン…コミュ障なもので。まぁ気をとり直して更新頑張って下さい! (2015年9月22日 21時) (レス) id: 36fa984ab5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫癸 | 作成日時:2014年12月5日 20時