22. カロスとの別れ 覚悟の決別 ページ13
それから数日後、ニュース番組でカロスリーグについての速報や、
会場となるミアレシティの特集が流れるようになったころ、
カカシたちはシオンに連れられて、洞窟の奥にひっそりと存在する遺跡に来ていた
ｶｶｼ 「この遺跡を通れば、元居た世界に帰れるんだね？」
夢主「はい
来た時の遺跡にあった祭壇に刻まれていたのと同じ文章が刻まれていました」
そういうシオンたちは、まるでゲートのように組まれた石柱の前にいた
カカシたちは元居た世界から来た時と同じ服を着ている
夢主「それでは、開きます」
そういってシオンが持っていたカギを来た時と同じように穴に差し込み回すと、
同じようにカギ穴の周囲から光があふれ、石柱全体に広がっていく
来る時と違ったのは、石柱全体が光った後、
何もなかった石柱の真下に光でできた扉のようなものが現れ、
その向こうに来た時の遺跡が見えていることだ
ｶｶｼ 「成功したみたいだね」
紅 「行きましょう」
そういってカカシたち上忍を先頭に、ナルトたちも後に続く
列の一番後ろを歩いていたサスケが扉を超え、元の世界に戻ったのを確認すると、
シオンは何も言わずに再びカギを回し、扉を閉め始める
ｻｽｹ 「姉さん!?」
それにいち早く気が付いたサスケが慌てて手を伸ばすも、シオンはそれを止める
夢主「カカシさん、私はまだこちらでやらなければならないことがあります
だから今はまだ、そちらへ帰れません
ですが、必ず帰ります 火影様にもそうお伝えください」
扉が閉まりきる前に、静かにそう告げて頭を下げたシオンを最後に、
光の扉は閉じ、その姿を消してしまった
・
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扉が消えた後、一人その場で頭を下げていたシオンだったが、
やがて覚悟を決めたように頭を上げると、その場を立ち去った
遺跡から出ると、シオンはそのまぶしさに目を細め、同時に泣きそうな顔をする
ｻｰﾅｲ「サーナ…」
そんなシオンを心配するかのようにサーナイトがそっと寄り添うと、
シオンはそのままサーナイトに抱き着く
夢主「ごめん、サーナイト…
覚悟はしてたけど、泣きそうになってたサスケたちの顔を見たら、
やっぱりつらくて…」
いつになく弱弱しい己の主に、サーナイトは一瞬驚くものの、
すぐにいつもの表情に戻り、そっとシオンの頭をなでる
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あい - とても素敵な作品ですね！更新再開を願っています！これからもも頑張ってください (2019年10月12日 15時) (
レス) id: 94215d71fb (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。私は、この話が大好きです…(照)。 (2019年2月11日 8時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
* - オリジナルを外してください。 (2018年12月24日 2時) (レス) id: e51d07dac9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カンパニュラ | 作成日時：2018年12月24日 0時
