#91:逃げていい ページ9
忍「仲良いんでござるな、その…A殿と、留学生殿達は…」
ポツリと忍くんは言葉を溢した。年少組の皆と顔を見合わせて、首を傾げた。
涙「そう…かな…?僕は、Aと、いるの…ここがポカポカして、嬉しい…」
郁「俺も!…Aが、Aなりに接してくれるの、すっごい嬉しいよ。Aがいる所では、俺はプロセラの神無月郁でも、陸上部の神無月郁でも、なくていいんだって、そこら辺にいる普通の、神無月郁でいていいんだって、思えるからさ」
ここ、の部分で、ルーくんは制服の上から、心臓の辺りを優しく押さえた。…うん、その微笑みがキレイすぎるわ。
そしていっくんは超ストレートですね!恥ずかしいわ!
駆「アイドルだからって、Aはなんでも肯定してくれないんだ。ダメなものはダメ、いいものは、いい。そう言う風にハッキリと言ってくれるから」
恋「そーそー!…それに、俺今の皆といるの楽しいんだよね、誰か一人でも欠けちゃったら、それはもう俺等じゃないみたいでさ…」
「お、おおう………恋が残念じゃない…だと!?」
恋「言うに事欠いてそれ!?」
駆「…あの恋が…残念じゃない!?」
涙「わー…」
郁「あ、あははは…ほら、移動しないといけないから、Aは教材取ってきなよ」
「あ!?そーだった!」
涙「あ、アーちゃん、待って…」
バタバタと教室に入る。…あの言葉は皆、反則でしょ…。思わず茶化しちゃったよ。
「…うぅ…」
涙「アーちゃん」
「ほぅわ!?」
涙「…?大丈夫?」
「へ、へーき…ルーくんどしたの?」
涙「ううん、一人…危ないよ?」
「…ヤバい…海さん達に怒られる…」
涙「…僕が…いる…よ?…大丈夫、いざとなったら、盾ぐらいには、なれるから」
「スッゴい堂々と言っちゃいけない言葉な気がするな!?」
涙「えっへん」
…ルーくん…気持ちは嬉しいけど、盾はいただけないかな…?うん。
「…いざって時は逃げていいかんね?」
涙「えー…」
「ルーくんアイドル、私プロデューサー、OK?………ダメだよ、皆を笑顔にするアイドルさんが顔とかにケガしちゃ」
涙「…その前に、僕は男の子で、アーちゃんは、女の子…傷作っちゃダメ」
「あ〜…そうくるかぁ…」
涙「そう来ます…」
ちょーと、誇らしげな顔するルーくん。
?「Amazing☆いやはや友情とは素晴らしいものですねぇ…☆流石の私も感動で胸が打ち振るえておりますよ…☆」
涙「!?…だ、誰?!」
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鳴にゃん(プロフ) - 続きが早く読みたいです! (2018年6月13日 2時) (レス) id: 2cd54a0d30 (このIDを非表示/違反報告)
Hikaひかり(プロフ) - 凉音さん» ありがとうございます!早速読ませていただきます! (2018年1月13日 15時) (レス) id: 16a9728f09 (このIDを非表示/違反報告)
凉音(プロフ) - Hikaひかりさん» コメント返信、遅くなってすみません。修正&話を更新しましたので、よろしければ、閲覧お願いします。応援ありがとうございます!亀更新なので、なるべく早く更新できるように頑張ります。 (2018年1月13日 15時) (レス) id: 7525bbf1f2 (このIDを非表示/違反報告)
Hikaひかり(プロフ) - この話大好きです!所々名前が固定になってる気がします。直していただけると嬉しいです!更新頑張ってください!応援してます! (2017年11月21日 22時) (レス) id: 16a9728f09 (このIDを非表示/違反報告)
凉音(プロフ) - りょうさん» コメントありがとうございます。中々本編を更新できず申し訳ないのですが、しばらくお待ちください! (2017年7月3日 17時) (レス) id: 795dd6ee65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凉音 | 作成日時:2016年10月2日 23時