【あんスタ】白の流星は暗躍する２【流星隊】

皇帝勧誘 ４ ページ10

先程とは違い、今度はバッサリと切り捨てるのでは無く、明確に理由を挙げて……断っていく。


「……貴方のその言い分では、俺は全く魅力を感じませんし、fineにつこうとも思えません」

「……へぇ。理由を聞いてもいいかな？」


冷たい目で、尋ねてくる。
まあそうだろうな。Trickstarが紅月に勝った後にも言っていたことだが……。

いくらまだ高校生…青春の真っ最中だとはいえ。
俺は大人の選択をするべきなのだろう。
今後…芸能界で生きて行くなら、特に。


……けどね、生徒会長。
貴方は知らないだけなんだけれどさあ。

俺はせっかく大切な人達にもらった人生を打算で埋め尽くしたくはないし。
何より……来年になれば終わるこの人生に、将来も何もないんだよ。


「……まず、成績に関しては一切問題ないです」


おや？ と不思議そうに首を傾げた。
まあ、俺を探る際に校内のドリフェス記録等は洗ったのだろうけど……。

もう少し、外にも気を配るべきだったな。


「流星隊はドリフェスではなく、地域住民へのライブをショッピングモールや公園などで行なっています。
校外ライブに関しては先生方にも話を通してあるため、ドリフェスへの出場が少なくとも大丈夫なんですよ。
まあ近隣地域の夢ノ咲アイドルに対する印象を変えるきっかけにもなっているのですから、文句もないと思いますが……」


三毛縞先輩もドリフェスに関しては良い顔しなかったしね。地域でのライブというのは丁度良かったのだ。

それに言い方は悪いが……。
無理にドリフェスに出ると、Valkyrieの二の舞になってしまう危険性もあった。
流星隊は、表立っての反抗こそしてないが……。


fineに、生徒会に。賛同を一切していないのだから。

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