Hope for eccentric 4 ページ26
「……お師さんを、頼んだで」
影片くんは、それだけ伝えて部屋の前を去った。
見ていないようで人の事を見ている彼は知っているのだ。
“失敗作の人形”の前では、斎宮宗は絶対に本音を見せないと。
「……斎宮先輩、突然すみません。理詩央です」
返事はない。
……まあうん。予想はしていた。
そんな俺の様子を見て、深海先輩も声をかけた。
「しゅう〜。いないんですか〜?」
ガタンッと音がなる。
そして、部屋の中から声が聞こえた。
『奏汰……かね? 君達が共にいるとは、珍しい』
……やはり、絆の強い奇人の声には、返事をするのか。
少し、俺にはまだ踏み込むことの出来ない壁を感じる。
まあ奇人になりたいわけじゃないけど。
扉越しのその声に、深海先輩は微笑んだまま答えた。
「ふふふ〜。ぼく、『りゅうせいたい』にはいったんです」
『君が!?』
その瞬間、斎宮先輩は急に声を荒げる。
確かに、今までの深海先輩なら信じられなかったことだろう。
けれど今では彼も、立派なヒーロー……流星ブルーだ。
「『りゅうせいぶるう』ですよ〜。……『しおう』に、『りゅうせいれっど』に、すくわれたんです」
『……そうか。それは、よかった』
日々樹先輩とfineとの、最後の瞬間だけは彼も見ていた。学校に、その時だけは来てたから。
しかし……その後については、知らないはずなのだ。
彼も、大事な“友”のことを、心配していたのだろう。
──それと同様に、その“友”も、君を心配しているんだよ。
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詅(プロフ) - 一期雨楽♪さん» こんにちは。泣きそうになるくらい嬉しいお言葉でした。私の書く話で誰か一人でもあんスタ!の世界を好きになってくれるのなら、それ以上のことはありません。今は更新ができていない状態ですが、必ず続きを載せますのでこれからもよろしくお願いします。 (2019年7月23日 18時) (レス) id: a7c8dc252c (このIDを非表示/違反報告)
一期雨楽♪ - わたしは・・・・この小説を見て、あんスタを知り、どんどん調べていって流星隊推しになりました。見つけれてよかったとおもいます。ありがとうございます!! (2019年7月16日 20時) (レス) id: a5d56a5b82 (このIDを非表示/違反報告)
詅(プロフ) - カグサさん» ありがとうこざいます!理くんすごいですよねー…。作者の私でもたまにハイスペックだなあと思ってしまうこともありますし。応援ありがとうこざいます。これからも頑張らせていただきます! (2017年12月27日 21時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)
カグサ(プロフ) - 夢主くんの性格に惚れました!!更新楽しみにしてます!微力ながら応援させていただきます♪ (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)
詅(プロフ) - 暁さん» ありがとうございます!楽しんでいただける方がいると、こちらもやりがいが出るので嬉しいです。 (2017年12月27日 2時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:詅 | 作成日時:2017年12月17日 20時