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▼深海奏汰の追憶 ページ19

「ひとりぼっちは……いやです」


──みんな、みんな。いなくなった。

『しゅう』も、『れい』も、『わたる』も、『なっちゃん』も。
ぜんいん、あの『こうてい』に、『ふぃーね』に、やられてしまった。


いや。まだ、ひとり。
ひとりだけ……あのとき、『なっちゃん』の
おかげでしりあった、しょうねんがいる。

ことわり、しおう。『ひーろー』の、おとこのこだ。


『ごきじん』として、がくいんできらわれていたぼくたちを『ゆいいつ』へんけんをもたずに、きらわずにいてくれたしょうねん。


……そういえば、なんどかみかけた、かれのよこにいた、おとこ。
おなじ『りゅうせいたい』にしょぞくする、『たいちょう』だったか。

『うみ』は『そら』にこいこがれる。そんな『そら』にうかぶ、『たいよう』のようなひと。


──かれらふたりは、けっして、ぼくたちをきらわなかった。
『かいぶつ』とよばれた、ぼくたちを。


そういえば『りゅうせいたい』にいた『ごろつき』は、『れい』のかわりにいなくなったのだったか。
……つまり、かれらがひきさかれたのは、ぼくたち、『ごきじん』のせいなのかもしれない。


ふと、しょうねんが、むかしいっていた『ことば』をおもいだす。


“困った時には助けを呼んで下さいね。…正義の味方は、困っている声を聞き逃さない!”


あの『ごろつき』に、ぜったいにたすけなどもとめるものかとおもっていた。

……いまとなれば、かれらをこわしたぼくに、そんな『しかく』はないかもしれない。


……けれど。


「しおう…! ……おねがいです、どうか。
──ぼくを、ぼくたちを、たすけてくださいっ!」



果たして、一人海に浮かぶ青年に、ヒーローは気づいたかどうか。


──それは、その叫びのあとに鳴った、大きな水飛沫の音が、結果を表していた。

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(プロフ) - 一期雨楽♪さん» こんにちは。泣きそうになるくらい嬉しいお言葉でした。私の書く話で誰か一人でもあんスタ!の世界を好きになってくれるのなら、それ以上のことはありません。今は更新ができていない状態ですが、必ず続きを載せますのでこれからもよろしくお願いします。 (2019年7月23日 18時) (レス) id: a7c8dc252c (このIDを非表示/違反報告)
一期雨楽♪ - わたしは・・・・この小説を見て、あんスタを知り、どんどん調べていって流星隊推しになりました。見つけれてよかったとおもいます。ありがとうございます!! (2019年7月16日 20時) (レス) id: a5d56a5b82 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - カグサさん» ありがとうこざいます!理くんすごいですよねー…。作者の私でもたまにハイスペックだなあと思ってしまうこともありますし。応援ありがとうこざいます。これからも頑張らせていただきます! (2017年12月27日 21時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)
カグサ(プロフ) - 夢主くんの性格に惚れました!!更新楽しみにしてます!微力ながら応援させていただきます♪ (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 暁さん» ありがとうございます!楽しんでいただける方がいると、こちらもやりがいが出るので嬉しいです。 (2017年12月27日 2時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:詅 | 作成日時:2017年12月17日 20時

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