great escape(3) (ページ19)

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閑話ページ19

アンは上手く行かない展開に不安を感じていた。

おかしいわ、おかしいに決まってる！

何で私でなく、あんな脳筋野郎が悉く上手く行くの？

アンの今学期計画は、ロックハートに目を付けられ逃げ回ってそれをスネイプに庇われて、そしてハーマイオニーに穢れた血と言うドラコを止めようにもそれが上手く行かなくて……。

そんなドラコにビンタをし、アンは泣いてその場を去って、暗い所で泣いているところをスネイプに見つけられて慰められて。

お前は間違っていない、正しい事をしたとスネイプに言われて、彼と距離が縮まる予定だった。

だがあの野郎が自分より先回りしている為、スネイプとの距離は未だ遠い。

それどころか、ロックハートに目すら付けられていなかった。

夢小説では夢主は必ず、ロックハートの目に止まるものでしょう！？

彼に付き纏われて、スネイプにそれから守られるのが、夢小説の流れだ。

あいつ、絶対許さないわ！いつか後悔させてやる！

アンはAに、これ以上ない程に、闘争心を燃やした。