その後７ ページ40
かくして結婚式というイベントも無事にすませる事ができた。
Aのウエディングドレス姿はやっぱり綺麗で
自分以外のやつに見せるんは嫌やなと思った。
桃井はわしの友人席に座り、隣には青峰が居った。
青峰といえば、
わしん中では未だに面倒くさい困った子ぉで、
それでもやっぱり最強な男なわけやけど、
最近”知る人ぞ知る”な人になってもうてる。
けど日本じゃプロであってもバスケなんか野球やサッカーに比べれば
あんまりTVでも試合が放送される事もないし、
そない騒ぎになる事も無いやろうと思うてたんやけど、
まさかの所で小さな騒ぎが起きた。
貴方「ふぇえええ！？なんで！？」
今吉「ん？Aどないした？」
わしの隣で真っ白なドレスに身を包んだAが嬉しそうな、
けどとにかく動揺した感じの声で
貴方「しょ、翔一、何で！？」
今吉「？」
貴方「何で青峰大輝がここに居るの！？」
今吉「何でて、わしの後輩やし、ほら、前にも言うたやろ？
わしバスケ部やったって」
「っちゅうか、式の招待状とか会場のテーブル席の配置とかで、
青峰の名前あったやろ？」
「何で今更驚いとるねん」
そう言いながらもこんな風に驚くっちゅう事はAは結構バスケを知っとるっちゅう事で、
わしは今の今までAがそんなバスケ好きやとは知らんかったから、
わしも少し驚いた。
貴方「そう言えば招待状…あった…
でも、同姓同名の他人かと思ってすっかり忘れちゃってたよ」
「翔一ってもしかして結構バスケ上手いの？」
今吉「ん？わしはそんな上手ないよ？」
貴方「ふーん…」
今吉「何や、残念か？」
貴方「んーん、…今度...一緒にバスケの試合、見に行きたい...です…」
少し俯いて頬を赤らめもじもじとAが言った。
何を今更そんな事でもじもじしとるんやと思うかもしれへんけど、
何気にAからのデートのお誘いはこれが初めて。
思わず抱きしめたなったけど、
式の最中やから止めた。
今吉「おん、行こか。どうせやったら青峰が出とるやつ行こ」
貴方「うん！」
Aは嬉しそうに笑った。
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紅の翼(プロフ) - 私、カンナさんの書く今吉さんが大好きで、よく作品を拝見させていただいております。今回の今吉さんは、心配症でかわいかったです！それにストーリーに感動しちゃって涙が止まらないです。 (2015年10月25日 7時) (
レス) id: d4a422a93a (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - ずなさん» うわわありがとうございます＾＾涙はそのままに。こんなお話に使うのもったいないですからね！でもほんと嬉しいです。 (2014年10月18日 21時) (レス) id: 72bd11956a (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - ハルさん» そんな、涙の無駄遣いせんでください。でも嬉しいです。ありがとうございます＾＾ (2014年10月18日 20時) (レス) id: 72bd11956a (このIDを非表示/違反報告)
ずな(プロフ) - すごく感動しました！涙がでてきそうになりました！ (2014年10月6日 5時) (レス) id: 6cd389a553 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - やばい…今一気に読んで泣いとります(｡･ω･`)ええ話や… (2014年10月5日 22時) (レス) id: 9e38736b93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カンナ | 作成日時：2014年9月27日 23時
