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ボーッとした頭のまま、暗くなりかけた中家まで走った。



靴を脱ぎ捨てて、リビングにいるであろうお姉ちゃんに声をかける。



「お姉ちゃん!」



「Aおかえり〜

 どしたのー? そんな急いで…」



4つ上で、今大学生のお姉ちゃん。お姉ちゃんはいつも頼りになるからあたしはお姉ちゃんが好き。



「あのね……」



そこまで言いかけて、本当に言っていいのかと悩む。



だって、先生のことだよ? 同級生の男の子とかじゃないのに……。



「……なんでもない」



「なにそれ〜」



ケラケラ笑うお姉ちゃんを、あたしはただ見つめるだけ。



「お風呂入っといで!」



「はーい…」



お母さんとお父さんは、仕事人間で家にいないことのほうが多い。



だから、家事とかをしてくれるのはいつもお姉ちゃん。



あたしも手伝わないとなぁ、とか思いながらできない……。



その日、折原先生の言ったことを考えててあんまり寝れなかった。

第4章 いつも通り→←・



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作者名: x他1人 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年9月15日 16時

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