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「何か、悩みあるんだったら聞くけど?」


「は?」


いきなり話がそれて、思わず間抜けな声がでた。

ていうか、どうしてその話になった?

今全然違う話してたよね?


折原君は向かいのベッドに腰かけると、不思議な目で私を見てくる。


「何?」


「え…。やって…」


話それすぎじゃん。

って言おうと思ったけれど…


「今日、溜め息数十回は吐いてたで?」


「え…?」


身に覚えがなかった事を言われ、最後まで言えなかった。


「無意識とか相当悩んでるっぽいなぁ」

「・・・・・」


もしかして折原君、私の話を聞くために保健室に連れてきてくれた…?


ってちょっと自惚れすぎ?


でも、心配してくれている事には変わりなくて、少し顔が綻んだ。


「ありがとう、心配してくれて。」


と呟いたら、柄にも無く顔をそらして照れていたので、そんなあまり見ない表情に小さく笑ってしまった。



「それで、何に悩んでるん?」


先ほどの照れた表情は微塵も無くて、折原君は真剣な目をしていた。

どうやら、自惚れても良いらしい。


でも、流石に先生にキスされて悩んでます
なぁんて言えないしなぁ〜…。


一人唸り続けている私を折原訝しげな目で見てきた。



あっ!!それだったら…

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作者名:ゆゆか x他1人 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年11月14日 15時

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