【あんスタ】瀬名泉の年の離れた妹は溺愛されています Ⅱ (ページ29)

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side 瀬名

Aが何を言われたのかは分からないけど、思い出させるのもよくないかと思って大好きだよと言いながら抱き締めてるとバタバタと音を立てて大人数やってきた。

朱桜「Aちゃんっ、、！！(泣)」

『、、つかしゃー、(泣)』

朱桜「……私はいつでもAちゃんが大好きですっ、Aちゃんが私を嫌いになってもそれでも大好きですよっ！！(泣)」

凛月「おれも〜〜〜。おれめちゃくちゃAのこと好きだからね？」

Aに群がる連中を見てたらコソッと天祥院が俺に教えてくれた。嫉妬だって、仕事も無いようなアイドル科の生徒を使って入ったって。ちゃんと行き届いてなくてごめんって謝られた。

瀬名「俺の方が謝ることだらけだって。ずっと俺が見てられるわけじゃないのに小さい子供を連れてきて、ましてや傷付けてしまったって背負わせたんだから。」

天祥院「違う、それは違うよ。僕達だってAちゃんと仲良くしていたい。誰も迷惑だなんて思わないさ」

瀬名「そっか、、…。もしよかったらAとまだ仲良くしてやってくれる？」

「「「「もっちろん！！！！」」」」

天祥院にしか聞こえないくらい小さい声だったはずなのに、ここにいるみんなが返事をしてくれた。ああ、俺って恵まれてるんだ。朔間の腕に抱かれながら嬉しそうにするAを見てそう思った。

『んふふ、れーたんのぎゅーっ、らいしゅき♡♡』

朔間「そうかえそうかえ、ずっとお兄ちゃんが抱っこしてやるぞい♪」

『けーく、おてて、、』

蓮巳「俺の手？いくらでも貸してやるから泣かなくていいぞ。ここにいるみんながAが大好きで必要だからな？」

『、、っ、、ぁぃ、、っ、(泣)』

さっきの苦しそうな涙とは違って安心したような涙が零れ落ちてる。本当に俺1人だけじゃ何にも出来ないんだなって悔しい。

天祥院「僕達みーんなAちゃんが好きだから一緒に守らせて？みんなの妹でしょ、Aちゃんは」

羽風「そうだそうだー！可愛い子の独り占めはよくない！！」

朱桜「Aちゃんと美味しいparfaitが食べたいです！！！ Aちゃんも喜びます！！」

凛月「もうAは俺の嫁だから。兄者も妹になってって言ってるしそれがいいよね♪」

こいつらも傷ついただろうに、優しくしてくれる暖かさが嬉しくて心地よかった。声に出すのは恥ずかしいけど、ここにいる人たちがいてよかった。

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