【カゲプロ】世界を愛した少女の話"後編"【シンタロー】

※目隠し154※クロハ ページ41

「(人1)、A！？」


声のした方を見ると、そこにはメカクシ団の皆がいた


マ「み、皆…」


セ「マリー、無事で良かったっす！！」


セトが走りよって私を抱き締める


マ「セト…私…私のせいでAが……」


ちゃんと言わなきゃいけないのに、途中で泣きだしてしまう


そんな私に、セトは「わかってるっす」とだけ言って背中を優しく撫でてくれた


シ「お前が、クロハか」


シンタローが、黒い人を睨み付ける


ク「嗚呼。俺がクロハだ」


クロハは、ニヤリと怪しく笑う


エ「貴方が…Aを…」


ク「ｸｸｸ…良いねぇその顔
俺が憎くて憎くて仕方ないって顔してる
そうやって、もっともっと憎めよ」


ク「お前らがどんだけ俺を憎んだって、此処からは出られやしねぇぞ？
ただ、Aが死んでいくのを眺めて、この世界から出られないことを嘆き続けるだけさ」


……そんな。この世界からは、もう出られないの…？


絶望で頭が埋め尽くされた時だった




「……僕らは、まだ、負けてない」

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