※目隠し143※DELETE ページ30
??『……本当に会いたい?』
謎の声が、遠慮がちに聞いてきた
エ「そ、そりゃまぁ…
……あの言葉も伝えてないし」
遥のことを思うと、途端に胸がキュッと締め付けられた感じがする
??『本当?
ホントのホントの本当に?』
エ「もう、ホントホントって煩い!!
…この気持ちは、ホント」
??『それをしたことで、消えてしまうとしても?』
最初、コイツは何を言ってんだと思った
が、よくよく考えてみると、これ、『人魚姫』の展開っぽくないか?
好きな人のために、人魚姫は命を捧げる……
どんなシチュエーション想像して聞いてきてんだよ…
エ「…まぁ、もしそうだとしても、私は遥に会いたい
……会って、伝えられなかったことを伝えたい」
??『そっか
…じゃあ、その願い、叶えてあげるよ』
そう謎の声が言った瞬間、目の前の画面に大きく砂嵐が走った
何事かと画面に手を当てると、薄光で映し出された私の手のシルエットが、まるでブロックノイズのように、端から徐々に崩れ始めているのかを見えた
エ「まさか……これ…あの時とおんなじパターンじゃ……」
念のためにと思い、足を確認するが、予想通りなくなっていた
エ「ちょっ、これどういう事!?
私の体が消えていくんだけど!!」
私は無我夢中で謎の声に向かって叫んだ
??『いやさっき言ったじゃん
消えてもいいって』
慌てる私と違い、声はのんびりと言った
…アレってこういう意味だったのかよ!
だとしたらもっとわかりやすいのがあっただろ!
私は人魚姫だと思ってたんだよ!?
??『まぁそんな慌てる事ないよ
これで遥にも…メカクシ団の皆にも会えるから』
エ「え…
何でメカクシ団の事を…」
思わず消滅寸前という事も忘れてしまった
??『さぁ?
…じゃ、僕はここまで
じゃあね、貴音。会えたらまた会おう』
その声を最後に、
目の前が真っ暗になった
、
54人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
御柑(プロフ) - えりなさん» おぉ!良かった…。(←オカンかよ) (2014年3月22日 15時) (レス) id: 08cd8bfd20 (このIDを非表示/違反報告)
えりな - 自称サド姫さん» 大丈夫!僕はまだ正常さ(`・ω・´)← (2014年2月9日 16時) (レス) id: 6777766e8f (このIDを非表示/違反報告)
自称サド姫 - えりなちゃんんんんん!?何があったぁ!! (2014年2月3日 20時) (レス) id: 08cd8bfd20 (このIDを非表示/違反報告)
えりな - シリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアス(((((強制終了← (2014年2月3日 10時) (レス) id: 6777766e8f (このIDを非表示/違反報告)
えりな - 自称サド姫さん» おうww頑張れ! (2014年1月7日 12時) (レス) id: 07a7784aa3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:御柑 | 作者ホームページ:ありません(´・ω・`)ショボーン
作成日時:2013年10月20日 14時