【カゲプロ】世界を愛した少女の話"後編"【シンタロー】

※目隠し140※ヘッドフォンアクター ページ27

彼女…榎本貴音は、ラジオから聴こえてくる音に耳をすましていた


そして、彼女が何かを聞いたとたん、外から、沢山の悲鳴や意味のわからない言葉の羅列が聞こえてきた


私は、ラジオの音なんて聴いてないのに、ラジオがなんて言っていたのかわかっていた


きっと、あれは"世界の終わりを知らせるニュース"


榎「……きっと何かの冗談だ」


彼女は、自分に信じ込ませるように呟いた


彼女の唇は震え、歯がｶﾁｶﾁと音を立てている


彼女の瞳からは、涙が流れていた


私は、ただ、静かに彼女を見つめていた


このあと、自分がどうすればいいのか、彼女が何をするのかがわかっているから


まだ何もわからない彼女よりは、気持ちが落ち着いてられるのだろう


私の予想通り、彼女はヘッドフォンを着けた


榎「……もう、諦めてしまおう」


彼女がそう呟いた


私は、ｽｳｯと息を吸った


そして、ゆっくりと語り出した


エ『ねえ聞こえる？
まだ行かなくちゃいけないところが……
伝えなくちゃいけないことがあるよね？』


エ『大丈夫、疑わないで
きっとあの丘を越えれば、その意味を嫌でも知ることになるから
このままだとあなたは消えてしまう
ねぇ＿＿』



、



エ『＿＿＿生き残りたいでしょう？』


世界が終わってしまったその日


彼女は私の声に導かれるように、波打つ地面を思いきり蹴った

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

明けましておめでとうございます！！


そして、更新が全然できなくてすみません！！


本を友達に貸していたり、大晦日やお正月の用意、宿題等、現実世界が大変忙しく、中々こちらに来ることができませんでした
↑(言い訳ですね…)


今、とっても忙しいので、更新することが難しいですが、暇を見つけたらするので、見捨てないでください


コメ返し


えりな 返信できずにごめんね
えりなのコメで元気をもらってます！
ありがとう！！

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