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※目隠し134※船 ページ19

モモside


??「お〜いモモ、いつまで寝てるんだ?」


ん〜
誰?私は今眠たいんだけど…


??「早く起きないと、牛になるぞ」


は!!牛!?


私はその言葉を聞いて起き上がった


ゴツンッ


けど、起き上がった直後に何かに思いっきりぶつかった


モ「いったぁ〜
…もう、誰……」


私はぶつかった人に怒ろうとした


でも、目の前に現れた人を見て、動きを止めた


何故なら、そこにはいるはずのない


??「モモ、痛いのは"お父さん"の方だよ…」


"父"がいたからだ


モ「なっ、なんで!?
お父さんなんでこ、ここにいるの?」


私がそう言うと、父はキョトンとした顔になった


父「…モモ、お前酔っておかしくなったんじゃないか?」


私が酔った?


そんなことは断じてない


というか、私はまだ華の16歳


未成年だ


お酒など飲みたいと思うことはないし、飲むことも出来ない


父「そうだよなぁ モモはまだ小さいのに、初めての船が豪華客船だからな…」


私の抗議の目を無視し、父は勝手に自己解釈を始める


……いやいや、待て


さっき、父は私のことを"小さい"と言った?


それに、今豪華客船に乗っていると?


全く意味がわからない


とにかく、父が言ったことが本当なのか、私は鏡で自分を見てみることにした


ベットらしきものから降り、一歩踏み出そうとした


しかし何故か床はグラリと傾き、嫌な感覚が込み上げてきた


モ「うわぁっ!!」


よろめいて、近くの机によりかかる形になった


父「モモ、まだしんどいのかもしれないし、此処は船内だから気をつけて歩きなさい」


…どうやら、船の中にいるというのは本当らしい


父にわかったと言いながら、今度は慎重に進んだ


ドアを開け、洗面台のところまで行く


いつもなら、すぐに自分の顔が見れるのだが、この洗面台が高いのか、中々見ることができない


仕方なく、近くにあった大きな鞄の上に立った


かろうじて見える私の顔


しかし、それは随分と幼い顔だった


今度は、ペタペタと体のあちこちを触ってみる


腕も足も手も、いつもより小さく感じる


……ほ、本当にちいさくなっちゃったんだ…

※目隠し135※船の上で→←※目隠し133※???



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御柑(プロフ) - えりなさん» おぉ!良かった…。(←オカンかよ) (2014年3月22日 15時) (レス) id: 08cd8bfd20 (このIDを非表示/違反報告)
えりな - 自称サド姫さん» 大丈夫!僕はまだ正常さ(`・ω・´)← (2014年2月9日 16時) (レス) id: 6777766e8f (このIDを非表示/違反報告)
自称サド姫 - えりなちゃんんんんん!?何があったぁ!! (2014年2月3日 20時) (レス) id: 08cd8bfd20 (このIDを非表示/違反報告)
えりな - シリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアス(((((強制終了← (2014年2月3日 10時) (レス) id: 6777766e8f (このIDを非表示/違反報告)
えりな - 自称サド姫さん» おうww頑張れ! (2014年1月7日 12時) (レス) id: 07a7784aa3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御柑 | 作者ホームページ:ありません(´・ω・`)ショボーン  
作成日時:2013年10月20日 14時

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