※目隠し128※花子 ページ12
ど、どういう意味っすか!?
この犬が、花子な訳ないっす
だって…だって花子は川で.死.んだっす…
きっと、今のは空耳っす
『どうかしたの? 幸助君?』
花子(仮)が俺を見ながら聞いてきた
でも、放心状態の俺には声など聞こえる筈はなかった
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「あれれぇ〜幸助じゃ〜ん
なぁにやってんのぉ?」
後ろから子供の声が聞こえてきた
その声を聞いた瞬間、何故だかわからないが吐き気がこみあげてきた
暑い訳でもないのに、ジットリと、冷たい汗が背中を流れた
振り返りたくない気持ちを堪え、恐る恐る後ろを振り返る
??「よぉ 幸助ぇ」
そこには、体格の良い、いかにもボスのような少年と、その少年に付き添うように立つ小柄な少年二人が立っていた
……嫌でも覚えている
俺をいじめ、花子を川に投げ捨てたあのいじめっこ達だ
いじめっこは、俺の目の前に来ると、襟を掴んで来た
セ「ぐっ…」
いじめっこは、俺が泣かなかったのが気にくわなかったのか、手を離した
い「んだよ つまんねぇな」
セ「俺はもう弱くないっす!!」
い「へぇ …じゃあさぁ、お前の"大事なお友達"がいなくなっても、泣かないよなぁ」
その意味を、瞬時に理解し抵抗しようとした
がしかし、いじめっこの子分により体を抑えられる
犬「ワンワンッ ウ〜」
花子(仮)が威嚇をするも、いじめっこに捕まえられた
そして、ここから地獄が始まる
いじめっこは、俺に見せつけるように花子を川に連れていく
川は、昨日雨でも降っていたのか増水している
あんなところに花子(仮)を落としたら、花子(仮)は.死.んでしまう…
い「アハハハハハ
やっぱり弱いじゃん、お前
…お前は、何にもできない
お前は、弱虫なんだよ」
……いじめっこの言う通りだ
俺は何も出来ない
俺は、昔からずっと変わってなかったんだ
弱いまま、弱虫なままだ
『そんなことないよ』
……誰っすか?
※目隠し129※川→←※目隠し127※更新遅れてごめんなさい
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御柑(プロフ) - えりなさん» おぉ!良かった…。(←オカンかよ) (2014年3月22日 15時) (レス) id: 08cd8bfd20 (このIDを非表示/違反報告)
えりな - 自称サド姫さん» 大丈夫!僕はまだ正常さ(`・ω・´)← (2014年2月9日 16時) (レス) id: 6777766e8f (このIDを非表示/違反報告)
自称サド姫 - えりなちゃんんんんん!?何があったぁ!! (2014年2月3日 20時) (レス) id: 08cd8bfd20 (このIDを非表示/違反報告)
えりな - シリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアスシリアス(((((強制終了← (2014年2月3日 10時) (レス) id: 6777766e8f (このIDを非表示/違反報告)
えりな - 自称サド姫さん» おうww頑張れ! (2014年1月7日 12時) (レス) id: 07a7784aa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:御柑 | 作者ホームページ:ありません(´・ω・`)ショボーン
作成日時:2013年10月20日 14時