姉さん、早く消えてくれないか？【おそ松さん】

消えない 11 ページ11

一松side




真っ暗な視界が唐突に明るくなった


その途端、自分が眠っていたことに気がつき重たい瞼を持ち上げた




一「っ・・・」

十四「あっ！一松兄さん！！」




周りには兄弟全員・・・


いや


『あいつ』を除いた俺と全く同じ顔をした兄弟の心配そうな顔が映った






おそ「大丈夫か？母さんたちは医者のところいるけど、呼んでくる？」

一「大丈夫。どうせあとで戻ってくると思うし」




そう言って体を起こそうとしたが頭部に痛みを覚えた




一「う"っ・・・」

カラ「まだ寝ていろ。しばらく安静にしないと駄目なんだ」

一「わかった・・・ねぇ、どれぐらいたってんの？」

十四「えっと、今9時だから・・・8時間ぐらい、かな？」





8時間か

結構寝てたんだ・・・





チョロ「軽い脳震盪(のうしんとう)だって。あと2、3日で退院出来るって言ってた」

一「そっか」

トド「あのさ、一松兄さん」

一「なに？」

トド「・・・なんでこうなったのか、教えてくれない？」

一「あー・・・うん、わかった」

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