私の幼馴染はとにかく黒い part.3 【テニスの王子様】

82話 ゴゴゴゴゴ ページ3

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貴｢っあー、えーと？
なにこれなんて言えばいいの？
もういいや

丸井くんに1点ー

次もサーブ丸井くんねー｣


気の抜けた審判

結局あの魔王様に無理矢理ここに座らされて審判やってます
とても不本意ですね、えぇ
てかもう腹立つわ


赤｢ぜってぇー勝つッスからね！｣

ブ｢やってみろぃ！｣


あぁ、なんて素敵な2人
私のグダグダな審判を気にせずに意気揚々と...

貴｢私は君たちが好きだ
あそこで腕組んでふんぞり返ってるどこぞの部長なんかよりずっと
てか比べられるほどあいついい奴じゃない｣

精｢Aさん、聞こえてるよ＾＾｣

貴｢聞こえるように言ったんです＾＾｣


私と魔王が顔に薄っぺらい笑顔を貼り付けて終始ニコニコしているところを見て赤也くんと丸井くんが顔を青ざめさせる
きっと今私と魔王の周りにはゴゴゴゴゴ、とでもいうような効果音がつくだろう


貴｢はぁ...
まあいいや

よしじゃあ続きねー
丸井くん、サーブを... ？｢たるんどる！！｣



...は？｣

声のした方を向くと、黒い帽子を被ったおじさんが立っていた

え、待てよ
おじさんってなに
おじさん？あ、顧問？
あれでも、この合宿顧問来ないとかって...


んんん〜？

一体なんなんだこの人は


貴｢えっと...？｣

あなたどなたですか


なんて繋げようとしたら先を越されて、話すおじさん

？｢申し遅れたな

俺は立海テニス部副部長の真田弦一郎だ
今更ながらよろしく頼む｣


貴｢あ、はい｣


マジでか
副部長だったよ、まさかの
私と同い年






...絶対嘘だろ、サバ読んでんじゃねぇ


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