検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:42,415 hit

81話 理解のある...? ページ2

.




貴「遅くなりましたー
ドリンクとタオルでーーす」

入り口から少し大きな声を出して部員を呼ぶ
すると、部長さんが大層な笑顔をこちらに向けてやってきた

なんだってんだ



精「やあ、遅かったね鈴原さん^^
赤也がちゃんと伝達しなかったのかと思ったよ^^」

素敵な笑顔に素敵な笑顔で返している私を他所に
赤也くんは冷や汗を流している
立海が恐怖政治だというのはあながち間違ってないようだ

精「あれ、なんで赤也が鈴原さんと一緒に?^^
おかしいな、言ったら戻っておいでって言ったはずなのに^^」

赤也くんは小刻みに震え始めた
なんか可哀相になってきたな

貴「私が手伝わせたんですよ^^
初日の挨拶で言ったじゃないですか^^
給湯室付近にいる人は手伝わせるって^^
それくらい分かってて来させたんだと思いました^^」

私も負けじと素敵な笑顔を返していく


赤「せ、先輩っ...!!」

赤也くんがキラキラした目で私を見る
あぁ、人助けって素晴らしい


精「そう言えば...



たしかにそんなこと言ってたね
ごめんね、鈴原さん」

よかった、理解のある人で
さすが恐怖政治立海の部長

貴「いえいえ
こちらこそ貴重な練習時間を割いてしまって申し訳ないです

じゃあ、ドリンクとタオルは配ったので私はこれで」



そう言ってその場を去ろうとすると、
なぜか体が動かなくなった
後ろを振り返ると、素敵な笑顔で私の腕を痛くないようがっちり掴んだ部長さん







ちょっと待て


貴「はっ、放してもらえますかねっ...!」

必死に振りほどこうとするもその華奢な体のどこから出ているのか、かなりの力で掴まれているためびくともしない

一体なんだってんだほんとに


精「やだなぁ、鈴原さん
立海が最後なんだろう?
なら審判の話は断る理由がないよね^^」




しまった...
そう言えば赤也くんそんなこと言ってたな
てかさっき赤也くんはそのことで怒られてたんだよ



あー、最悪
ありえない


もうほんと家帰りたい


.

82話 ゴゴゴゴゴ→←80話 休憩は必ずとってください



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (93 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
204人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆっきー(プロフ) - NUTTY!おかえりなさい!頑張って〜続き待ってるよ〜 (2016年10月18日 13時) (レス) id: 5cb9d03f89 (このIDを非表示/違反報告)
- お帰りなさいませ。 (勝手に)お待ちしておりました。 これからも頑張ってください! 続きを楽しみにさせていただいてます♪ (2016年10月11日 21時) (レス) id: 546b8c45ef (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - ちょwwww経験無いのに恋愛講座ってwwww (2016年4月4日 10時) (レス) id: c57aae035a (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 宍戸さん鈍感可愛すぎ笑笑笑笑面白いです!頑張って下さい! (2016年3月29日 21時) (レス) id: 58c2ceb923 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - ハモりすぎだwwwww蔵と侑士、宍戸とうちってwwwwww (2016年3月29日 10時) (レス) id: 5cb9d03f89 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:NUTTY | 作成日時:2015年10月8日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。